きてくださってありがとうございます!

-----------------------------------------

4月4日に、新刊を発売させて頂きました。

syunkonカフェごはん 5 (e-MOOK)/宝島社
¥799
Amazon.co.jp



お知らせです。


実は1年以上前から少しずつ進んでいた話があり、今全力で作業中なのですが


扶桑社さんより


このブログの料理以外の話をまとめたエッセイ本を出版させて頂けることになりました。



こんなに嬉しく、貴重な経験をさせて頂けるのは


いつも読んで下さっている方のおかげでしかないです。


本当に本当に、ありがとうございます。



この本を出すにあたって、もう最初のほう忘れてしまったぐらい色々ありまして。


実際に出せると決まった時は、心の臓がドキドキしてうわーってなりました。(心の臓がドキドキしてうわー。表現力の乏しさよ)



ただ・・・


この作業がなかなか進まんねん。



普通にそのままブログをまとめた本だったら、「ほなブログ読むわ」ってなるんで


本ならではの色んな工夫をいれようというのはもちろんなのですが


まず単純に莫大な量で。



担当編集の小林さんより



「syunkonエッセイ 全3000ページ。(笑)」



辞書か。



ということで、とりあえず6年分のすべての話を洗い出し


「ただのお話」なんかはそれだけで500話以上あるので


それを話の種類によって分類。(日常系、人物系、精神論系etc・・・)


お互い100話ずついれたいものを拾ってそれで合致したものをいれよう


ってなったんですけど


全然100に絞れず。



朝と夜、楽しい気分の時とそうでない時など


読む時間帯や精神によって選ぶものが変わってしまったりして


何回も「いやでもこれは・・・」とか拾い上げたり「なんでこれ選んだっけ」と不安になったり


「これとこれをまとめて書き直したものを・・・」と追加していったりワヤクチャになり


それは小林さんも同じらしく



パソコンのお互いのファイルに


「エッセイセレクト分」

「エッセイセレクト分のセレクト分」

「エッセイセレクト分のセレクト分のセレクト分」

「まとめ」

「まとめのまとめ」

「敗者復活」


みたいにどんどん増えていくという始末。



そもそもきよこをどうすれば・・・(そしてどこまで認知症でどこまで天然ボケなのか・・・)


時系列にすべきかバラバラにすべきか


てつやは今回どうしよう


かっちーは?女バスは?友達の会話は?営業時代の話は?ネガティブしりとりは?


写真ありきの話はどう組み込もう(めくった瞬間に見える形じゃないと面白くない話もあるし)


横書きじゃないと良さが活かせない話もある


間をどう表現すれば


人物説明もいるのでは


妊娠・出産・子育てはどうしよう


ブログには載ってない話もいれたい


おまけレシピもつけたい


カラーページもあったほうが



などなど問題が山積みで。



何回も話し合って、とりあえず一部の話だけ全部文字におこしてプリントアウトして頂いたものをみると



・・・・・分厚っ!!!



この時点でもう、本何冊分ですか、ってぐらい分厚い。ドラゴンボールの表紙でいえばシェンロンが完成するぐらい。



小林さん:もうきよこだけで1冊にしましょうか。あるいは月刊きよこ。(表紙つき)


山本:ディアゴスティーニ。(毎号届くパーツを組み立てると95歳のおばあさんが完成)


小林さん:創刊号特別記念付録は猫のロボット。



言うてる場合ちゃうんですけどね。



そして紙面におこしてみると


確固内でのツッコミがとっても鬱陶しかったり、文章がプツプツ切れてるように感じたり


間や行間が違うのでニュアンスが伝わりにくかったり。



なのでさらにその中から話を厳選し、どんどんボツにし


似たような話はまとめて1つの話にするなどして


すべて書籍用に書き直す作業をしているところです。(今ここです)



昔の話を読むと、初期は学生時代なのもあって


よくこんなこと書けたなあ・・・とびっくりするものも多かったり


今とは違う考えだったり


言葉づかいがめっちゃ汚かったり(耳の穴から手ェつっこんで奥歯ガタガタ言わせたろか的な)←そこまでは書いてない


やたら立派なことをさも自分はわかっているかのように書いていることも多くて。今もやけど。



これを書いた時に実はこんなことがあったよなあ・・・とか


この話は実はこの子に向けて書いていたなあ・・・とか



読み返すと感慨に浸ってしまうこともすごく多かったです。



ほんで全体的に毒を吐いてることが多い。



小林さんもデザイナーさんに説明する際


「あたたかくホッコリした話、というよりは、何気に実は毒があるものが多いので

あまり可愛らしいやわらかいデザインじゃないほうがいいと思います」


と言っていました。


ほんま屁理屈ばっかり言ってるブログやわこれ。(ほんで最後に「知らんけどな」で逃げる。)



作業中、小林さんからメールで


「なんかコメント読んでると、読者の人たちと一緒にブログを作っているような感じがめっちゃありますね。」


と言われたんですが(小林さんは全部の話どころか、アメブロの前のfc2時代のブログのコメントまで読んで下さっているという)



最初から現在にいたるまでに共通しているのは


読者さんありきというか、読者さんのコメントに支えられてきたなあということです。



この頃コメントをくれた悩み多き高校生だったユイも今や立派な大学生か・・・とか


しじみちゃんはこんなに前から見てくれてたんか・・・・とか色々考えてしまった。



ブログなんて個人の娯楽、自己満足の世界、自己顕示欲の塊


ブログを通じて人とつながるなんて全然求めてない


明日ブログを辞めても日常生活や精神面になんら支障のない比重で



と言い続けていた(今も一応念頭には置いているんですが)自分ですが


読み返すと完全に私は


恥ずかしいほど読者さんのコメントに励まされてやってきていると知り



本当にいつもありがとうございます


と改めて思って過ごしているこの数か月です。



自己満足の記念本では、読んで下さった方に申し訳ないので(自己満足は必須やけども)


読んだあと


何も得られなくても、その瞬間だけでもちょっと楽しい気持ちになれる本


「よし頑張ろう!!!!」みたいになる本ではなく


今の人生でもいっか


と楽になれるような、そんな1冊にできれば・・・と思っています。(まだなんもできてへんけど)



今年は出産をひかえているのもあり


毎年出させて頂いていた「syunkonカフェごはんシリーズ」は、5でちょっといったんストップなんですが


エッセイ本はこの夏~秋に出す予定で今すすめているので


楽しみにしてください


とは怖くて言えないというか上から目線でおこがましいんですが


(レシピ以外興味が無い方もすごく多いのは承知なので)


楽しみにして下さる方がいたら本当に嬉しく思います。



ああー



ついに書いてしまった。


既に色々びびっているし、てんやわんやのきりきりまいですが(フーミン)



頑張ります。



ご清聴ありがとうございました。(で終わる話が多すぎるからこれも全部書き直します!)

------------------------------------------------------------
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。



☆今までの料理本です。

syunkonカフェごはん 4 (e-MOOK)/宝島社
¥802
Amazon.co.jp


-------------------------------------------------------------

返信はできなくて本当に申し訳ないのですが、気軽にコメントして頂けたら嬉しいです。


無人の野菜売り場のような、個人個人の秩序で、ずっといい雰囲気を保って頂いてるので、完全公開です。(コメント欄に「コメントは管理者により管理されています。掲載されない場合もあります」と書いてますが、管理者はいません。すぐ公開です)


他の方のコメントに対する御返事など、自由にして頂ければ嬉しいです。

質問は、コメント欄内でほとんど答えますので、気長に待って頂けたらありがたいです。