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おとといの話（忘れられない仕事での話 ）の続きです。
道端でビェーン泣いたあと、なんだかんだ他のお店をまわり、帰社。
チームのリーダーに、売上が流れてしまったことを謝り
今のできごとを報告しました。（合コンのくだりは言わずに）
ちょっと慰めてほしいという気持ちもあった気がする。
でも、話を聞いたリーダーは「それは山本も悪い。」と。
「なんでそのまま何もせず引き下がるん。「話が違うじゃないですか」って怒ったり
極端な話やけど、そこで土下座して
「このままじゃ会社に帰れません。上に報告できません。」とか
「今回は私でやらせて下さい。社長に頼んで下さい。」って言ってたら変わったかもしれん。
変わらんかったかもしれんけど、山本はなんとかしようともせんかったやろ？
まだ山本はそこまでせなあかんって感覚がなかったんやと思うし、そこまでせえとは言わんわ。
でも普通は、営業やねんから
その流れた売上はどうやって補うねんっていう話やで。
まあ、今回はしょうがなかったから、切り替えて次頑張って。」
と言われ（まさに正論）
「あの時もっと食いつけばよかった」と、くやしくてハンカチーフをキィィーーーー噛んだ。（漫画か）
自分の甘さにさらに落ち込んだわ。
はー・・・・・くやしい。
土下座ぐらいなんぼでもすんのに。（プライドゼロか）
いやでもほんまに
土下座なんて死んでもできません！みたいな立派なプライドを持った生き方全くしてないし
逆に、土下座をしたぐらいで自分の価値が下がったと感じるほど弱くもないんです。
まあ、あの状況でそこまでしたらお客さんに申し訳ないし（焦るわ）
リーダーもそんなこと言いたかったわけではないやろけど。
そして１週間後
別の会社の求人広告に、あの居酒屋のオープニングの募集広告が載っていました。
『オープニングスタッフ大募集！！』
パッとみて
唖然とした。
なんと、キャッチフレーズからなにからすべて私が考えたものやったっていう。
うそーーーん。
・・・・・・・・・・・
何回見直しても、一字一句そのまんま。
・・・・・・・・・
いやー
照れるわ。（反応おかしい）
いやいや、いいんかなこれ。
まあ、でも、私が誤って資料を渡してしまったわけであって
使ってもらえただけありがたいと思おう。せっかくやし。
そもそも私はオープニングの成功を一番に願うべき立場やねんから
これで人が集まれば本望です。
と、心の表面で思うようにした。（内心：アホーーーーーーー！！）
でも幸か不幸か、私の原稿のセンスがなかったらしく
人は集まらんかったというな。（全然あかんやないか）
なので、しばらくしてまた店長さんから電話がありました。
この時はリーダーに
「期待したあかんで。もしまた流れても、もう深追いせんでいいで。」と言われていたので
自分でも期待せんとこうと思ってのぞみました。
お店にいって商談し、出す日にちや予算なんかを決め、その場で社長に電話で確認。
店長さん：（電話にて）・・・・・ハイ。この日からこの媒体で広告打ちますんで。
・・・・・・え？あ、この媒体やったらそれはそれでまた別に担当がいるんですか？
それは、今回はこっちの担当の子でやるとか無理なんですかね。
そうですか。わかりました。（ピッ）
山本：・・・・・・・・。
店長さん：本当に申し訳ない。
・・・・・・・・・・・・
こうして人は
人を疑うということを覚えていくのです。（締め方嫌やわ）
いや、この店長さんは全然悪い人じゃなかったんですけどね。ほんまに。
ここだけ私がピックアップして、自分が被害者かのような目線で書いてしまってるだけで。
（そして社長さんも、こっちのやりとり全く知らんから全然悪くはなくて
むしろちゃんと自分の担当を大事にしてくれる人）
結局というかそもそもは
「山本さんじゃないと駄目」と思ってもらえなかった自分の能力不足です。
そして仕事でこういう出来事なんて、１日のうちでもなんっっっぼでもあり
次々に仕事があるから、落ち込んだり考えてる暇もない。
だから別に苦労話でもなんでもないし
だいたい、この程度でへこたれてたらそれまで生きてこられへんかったやろうし
この先も生きていかれへんやろうと思う。（そもそもみんなが優しい会社やし）
所長がときどき
「営業はしんどいとか、割にあわないっていうてるやつおるけど
この仕事して、色んな会社の事情やら色んな人の話聞いてたら
どんだけ自分らがめぐまれてるかわかるやろ」
って言ってたけどまさにその通りで
タクシーの運転手さんたちと飲みに行ったり
新聞の営業の人の話や、警備のおっちゃんの話やら、色んな人の経験談をきくたびに
また、ハローワークの長蛇の列を見るたびに
私みたいに、心身ともに健康で、仕事を辞めたとしても路頭に迷うこともなく
頼れる上司や先輩に囲まれ、愚痴れる友達がそばにいて
これで「苦労しました」なんてどの口が言えんねんってなるわ。苦労しました。（この口かい）
といっても、苦労に基準はないし、一見めぐまれた環境であっても
そこでどう感じてどう辛かったかなんてその人にしかわからんねんけどな。
そしてさっきからこんな偉そうなこと言いつつも
一歩会社を出たらもう、どうでもええわ！と開き直り（すみません）
アシスタントの姉さんや友達に「聞いてーーー」と愚痴りまくってました。
失敗も不条理もネタにして笑い、嫌なことはお酒で流し
サラリーマンは今日も戦い続けるのです。（ドキュメンタリーか）
それがまた楽しかったりもする。
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