きてくださって本当にどうもありがとうございます!

いつもコメントたくさんいただいてありがとうございます。質問なども返事できなくて申し訳ないです。

めっちゃ笑いました。

助産師さんの「かわいいかわいい赤ちゃん」が「カバディカバディ」に聞こえてわらけたやら
陣痛1分間隔で「う○こいきたいんでトイレいっていいですか?」やらもう。

牛の出産やら。(牛の出産、って書いたら王様のレストラン思い出すわ)←お前だけじゃ

ちなみに私の母もいきんだとき顔面の血管すべて切れたらしいです。

そして、セーラームーンやらムイミーやら色々気づいてくださってありがとうございます。
キーホルダーはひよこです。水沢めぐみさん。

そしてついに分娩室です。

ボスケテー!(ボス決して走らず急いで歩いてきてそして早くぼくらを助けて)
←漫画見ないで今書いてるけどあってたっけ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4月7日、宝島社さんから初めてのレシピ本を出版して頂きました。


今の大変な時期に本を出させてもらったことも

そんな中手に取ってくださった方がいることも、本当に感謝します。


↓Amazon、楽天、書店などから購入できます。

syunkonカフェごはん (e-MOOK)/山本 ゆり

¥780 Amazon.co.jp

【送料無料】syunkonカフェ

【送料無料】syunkonカフェ
価格:780円(税込、送料別)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

子宮口がついに全開になり

「じゃあ分娩室に移動しようか。」

と。


え・・・・まさか歩いて・・・・・?

ってなったけどもちろんそれしかなく。

あのガラガラガラに乗るんちゃうん?ドラマとかあのガラガラガラで運ばれてなかった?

でももういきみたい一心で立ち上がった。

立ち上がれるかい!

って思うけど立ち上がれんねんなあ。

そして陣痛室から分娩室へ。

この瞬間めちゃめちゃ鮮明に覚えてます。


ぼんやりと目の前に広がる分娩室。(ぽわーーーーー)

中心にある分娩台。

楽しそうに微笑む家族の真ん中にはおいしそうなクリスマスのディナー。(マッチ売りの少女か)

そして確実に今、

股間のすぐそばまで降りてきている巨大な物体。(娘さん)

もう、歩いてんねんけど、今にもボトンって産み落としそうやねん。

産み落としそう

っていうか

産み落としそう。(産み落としそうなんかい)

なんかボーリングの玉を股にはさみながら歩いてってる感じ。

絶対落とすって落とすって!!無理やって!!っていう。

落として転がってターキー出せそう。(プロボウラーか)←股間から転がすプロボウラーおらんわ

とにかくお腹痛いわ娘はもう出口周辺におるわで

「もう出ます!(涙)」

って涙ながらに訴えてしまったもん。

そして分娩室に足を踏み入れると

左上頭上から流れてくる音楽。

ジェームスブラントのユアビューティフル。(幻聴か思たけど本物やった)

~~♪~~♪~~♪~~~~

これは感動の赤ちゃんとのご対面にふさわしい配慮なのかリラックス効果なのかとちょっとにやけたわ。

そしてついに

ついに

あの大好きな淡々とした先生(過去記事参照  過去記事参照 )にとりあげてもらう時がきました。


ご対面・・・・




なんとそこには

見たことのない小さなメガネのおじいちゃんが。


・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・


誰やねーーーーーーーん!!!

(んぁああーーーーー!!!)←波到来

どうやら土曜日の午後は先生お休みやったらしい。

もう誰でもええわいと分娩台に1歩1歩あがると

「もう髪の毛見えてますよー」との声。

まじで!!もうすぐやん!!

といきむも、旦那がいない!

ゆり:あの・・・・旦那は?

先生:あー。ギリギリまで待ってもらってるから。

いやもうギリギリですやん。髪の毛見えてるゆーてんのに。

ここで酸素マスクを装着され

「ここつかんで、このへんをのぞきこむような姿勢でいきんでね。」と。

陣痛の波がきたら、助産師さんの声にあわせて

「吸ってー、吐いてー、吸ってーー、止める。はい、んーーーー、んーーーー、んーーーーーー!

いきんでいきんでーーー!いきんでーーーーーーー!!!・・・・・・・・はい!次の陣痛まとう。」

の繰り返し。

陣痛と陣痛の間は「ハッ、ハッ、ハッ・・・・」っていう呼吸法で、波がきたら「吸ってー吐いてー・・・」のやつ。

なんかもう、アドレナリンなのかなんなのかものすごく自分が冷静で

痛くもなかった。

陣痛がきたら思いっきりいきめるから、痛さも感じんくて。

最後は陣痛がずーーーーーっと続くもんやと思ってたけど

産まれる寸前でも3秒間隔ぐらいは無痛のときがあるっていうのもびっくりした。うまいことできとんなあと。


それを4~5回繰り返し

「上手!本当に上手!初めてとは思えない!!」

と助産師さんになかば興奮気味に言われて

久しぶりにこんなに人に褒められた・・・と嬉しく思った。

今度から履歴書の特技の欄「イキみ」って書こ。(誰がそんなやつ雇いたいねん)


もはや産み落としそうやったんで

もっかい痛みの途中で「あの・・・旦那は?」と聞くと


先生:ギリギリまで待ってもらってるからね。


これをギリギリと言わずして何をギリギリというんやろう。

先生それもうほんま最後のギリチョンセーフぐらいのこと言うてるんちゃうん。

なんせ先生と自分のギリギリの感覚の違いにとまどいつつ

いきみを繰り返していると

助産師さんが先生に「あの・・・もう旦那さんに入ってもらいましょうか・・・」と言ってくださった。

でも先生は「いや・・・ギリギリまで。」と。

お前はカトゥーンか。

なんでやねん。なんのゲームやねんそれ。

任天堂の新作『ドキドキギリギリゲーム(DDGG)』かい。産み落とす時に近ければ近いほど高得点なんかい。

ほんで誰やねん。(そこ)


その後いきみを10回ぐらい繰り返して

もう、どこにそんな力があまってるんかしらんけど

ほんまどれだけでもイキめる!!!って感覚になり

んーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

ときばっていたら

まさにでっかい塊が自分の股間をつきやぶってでてきてるのがはっきりとわかった。

いやいやいや、絶対無理やろこんな狭いスペースを・・・っていう。

これぞまさに鼻からスイカ

ここのことかーーーーー!!!と。

今まで痛みの種類として「鼻からスイカを出すぐらい痛い」やと思ってたから、全然ちゃうわい!てなったけど

単純に絶対通らない小さな穴に対して完全にパワープレーのみで押し出す感じ

確かに鼻からスイカやった。

もう自分の股の皮膚が裂けていってる感覚がリアルにわかって。

ベリベリベリ・・・ベリベリベベベリベリベリベベベリ・・・(なんでちょっとリズムとんねん)

産む直前にあそこをハサミで切って開く会陰切開っていうのがあると思ってたけど

私の場合はなかった。もう間に合わんかったんやと思うけど。

ギリギリやったやんほら。(しつこい)

でもお腹の痛みに比べたら皮膚が裂けていってる痛みなんか全然。ぜんっぜん。

なーーんも感じへん。

自分にとってなーんの意味もない。

もう

小魚

って感じ。(小魚に謝れ。彼らの栄養分なめんなよ)


もうまさに出そうなその時


先生:入ってもらって。


旦那登場。(ほんまギリギリ。先生98点獲得ですわ。)


そして最後の一押し・・・・・


んーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


!!


どぅるん。


!!


ンギャーーーンギャーーー(娘)


何これ!!!めっちゃ快感ーーーーーーーーー!!!!

めっちゃでっかい排泄物を出し切った感じというか、とにかく爽快で。


・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・終わった・・・・


6月25日 18時4分、3152gの娘を出産。


言葉を選んで大袈裟に騒いで書いたけども

終わって見れば、陣痛開始から10時間の超安産でした。ほんまめっちゃ普通の出産。


助産師さんがタオルにくるんで赤ちゃんを連れてきてくれました。


わーーー赤ちゃん・・・・


・・・・・・・・・・。(最初の印象)


もうその助産師さんがめっちゃくちゃ優しい人で。

赤ちゃんを持ちながら

「こんにちは。今から体重をはかりましゅ。」

と、赤ちゃん口調で言ってくれたのがほんまに可愛かった。なんか赤ちゃんよりその人が素敵やった。


出産はとにかく痛かったです。

でも

絶対に耐えられる種類の痛みなのがわかり

すごい達成感と思い出

そして

可愛くてたまらない娘というかけがえのない宝物ができました。


その夜、赤ちゃんは別室に連れていかれ

旦那が先に帰り

母と色々話していました。

今日の出産やら、自分が産まれた日のことやら。


母の帰り際

「産んでくれてありがとう。」と

言おうと思ったけど

泣きそうになったんでやめました。

そして、母が帰り、静かな部屋でぺしゃんこになったお腹を見て

今日の朝までは確かにここにいて

ボコボコ動いてたのに・・・・


なんか突然めっちゃさみしくなった。

そしてこの8か月間の色々な思いがこみあげて


初めてそこで泣きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




ここで終わるのがほとんどの出産記録やと思うねんけど


ここからよ。

見えてない部分よ。

どんだけ痛いかしんどいか。

経験された方はわかると思います。


まず出産後すぐ、裂けた部分の縫い合わせ。

縫い合わせによるアソコの激痛。

椅子に座れないトイレでも絶対きばれないお尻の穴の痛さ。

人によっては陣痛並に痛い、子宮収縮の後陣痛。(痛くて夜眠れず)

全身疲労に全身の筋肉痛

何日も続く貧血。(翌日になってもトイレに立つこともできず)

岩のように固くなるおっぱい

死ぬほど痛い授乳

1ヶ月も続く悪露。(アソコから血をずっと垂れ流してる状態)

これらが出産直後から一気におしよせてくるっていう。知らんかったーーー!!


そら、10ヶ月も子宮に人間がいたもんがいきなりいなくなって

しかもここ最近ほとんど運動してないのに人生で一番ぐらいの力を込めて

ここにさらに子育てが加わるもんやから

ホルモンバランスがとち狂ってマタニティーブルーになるのも大いに納得できるわ。

縫い合わせた傷が痛すぎて、こんなん帝王切開やったらどんだけ痛いねんと思ったわ。

それでもみんなの注意は一気に赤ちゃんのみに注がれるという状態。


全部は書けないんですが


あと一回だけ、あのおじいちゃん先生による縫い合わせだけ印象的だったんで


書かせてください。すみませんがもう1つだけ読んで頂けたら嬉しいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

レシピブログのランキングに参加中。よろしければクリックして下さい!

料理ブログ おうちカフェ


*アキ*さん、hiro.さん、すぃーもさん、hm!さん、無事ご出産おめでとうございます!
ごまさん、仙台のくるみさん、頑張ってくださいー!