きてくださって本当にどうもありがとうございます。
４月７日、宝島社さんから初めてのレシピ本を出版して頂きました。
今の大変な時期に本を出させてもらったことも
そんな中手に取ってくださった方がいることも、本当に感謝します。
本屋さんなどで購入できます。
宝島社 ４月７日発売 「ｓｙｕｎｋｏｎ カフェごはん」 価格７８０円
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このブログは、料理と、ただの個人的な話を交互に書いてます。
今回はそのただの個人的な話です。
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前回に引き続き、きよこ（９１歳の祖母）の作ってくれた料理のおはなしです。
きよこはよくおやつも作ってくれました。
一番よく作ってくれたのは
オムレツ。
きよこのオムレツは
なんか、やたらと片栗粉が入ってる、ねちょっとした感じの甘いオムレツ。
一番好きなおやつでした。
そのねちょっとした感じが好きやってん。味覚音痴やわ。
ただ、毎回味が違って
当たりの日とはずれの日の差がすごい。
はずれ例
●３口と食べられへんぐらい塩辛い。（全部食べたら１日で病気なりそうな）
●フライパンが汚すぎて、前に焼いた残りかすが入りまくってカリカリした食感の何かが口に残る。
●なんかまずい
●とりあえずなんかまずい
あと、よく作ってくれたのが、ホットケーキ。
これはホットケーキミックスで作ります。ちなみに卵は入れてなかったと思う。
少ない粉で大量に作るから
ぺらぺら。
しかもこれが、表はそうでもないねんけど、
裏がもう、ほとんど１００％の確立で、まっっっっくろに焦げてんねん。
もう、漆黒。
カラスの足ぐらい。（別に全身でええやろ）
メガネケースぐらい。（いろんな色あるわ）
月影千草ぐらい。（雰囲気ー！）
なんせ真っ黒。一体どんだけぼーっとしてたらそうなるんやろう。
もちろんめっちゃ苦い。
その苦さをいちごジャムでカバーするように命じられんねんけど、それでも苦い。アヲハタ無念の敗退やわ。
あと、大学イモ。
これは大好きやったけど
そういえば、蜜らしきものはまったくかかってなかったわ。
大学イモに蜜がかかってカリッとしてることを知ったのって結構成長してからで。
うちの大学イモは普通にフライパンで砂糖を絡めたさつまいもでしかなかった。
りんごを砂糖でいためたもんもたまにおやつであったような。
５回に１回ぐらい塩と砂糖間違えて「ぎゃーーー」てなるぐらい辛いりんご出されんねん。
きよこはホットケーキでもなんでもやけど
使ったフライパンをよく洗いもせず利用するから
その前に何を焼いたかによって味にかなりの差が生じます。
肉を醤油で炒めたやつとかやったらほのかに醤油が香るし
ネギを炒めたやつやったらほのかにネギが香る。
逆にりんごを炒めたあとに作った晩御飯のおかずはほのかに甘いっていう。
あとは
揚げ菓子。
これもめっちゃおいしい時と、漆黒の時があって
一回友達が来てるときに
「ちょっと焦げちゃったけど」ってこの漆黒揚げ菓子を出されたとき焦ったわ。丸焦げやないか。
これでちょっとやったらきよこの丸焦げは炭やろ。
友達と、手で表面をめっちゃはいで食べたのを覚えてます。
あと一回だけ出て覚えてんのが
プリン。
スまみれ。
あなまみれ。
あなぼこ兄弟の突然の家庭訪問、って感じ。（適当）
もう、口あたりざらっざらで
きよこが「プリン」って言ってたからプリンって認識しただけやけど
もしきよこが「高野豆腐」って言ってたら高野豆腐として認識できたような代物。
あと、おいしくて何回も作ってもらったものとして
ちょっとねちゃっとして、でも甘くておいしいパンケーキみたいなんがあってんけど
ある日、作ってるとこをそっとのぞいたら
そのパンケーキの材料にいっぱいごはんが入ってることに気づいて
二度と食べられへんくなった。
そのときのきよこ
「ごはんなんて入ってないで。おばあちゃんごはんなんていれてないで。」
見えとんねん。
米のつぶつぶいっぱい見えとんねん。
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