シンプルな漢字の筆順が見れるアプリです
自分のペースでエンターを押したら順番に赤くなるパターンと、自動的に一定のリズムで赤くなっていくパターンの2種類を選べます
そして無音。アナウンス類がありません。
2つ以上のことを同時にできない息子にとって
音がないと「聞きながら見る」ではなく
「見る」だけに集中出来るため
息子には使いやすいアプリのようです
以前、LDセンターで受けていた学習クラス
3年間通っていた中で、漢字を学習する際は
主に文字を分解して覚える
という方法を取っていました。
私のブログのLDセンター記事一覧に
取り組んでいたプリントなどを載せているので
そちらでもご確認いただけます
でも、この学習方法で、ある程度の漢字を読めるようにはなりましたが、書くことには繋がりませんでした
それは何故か。
今回この専門塾で新たに検査していただいた結果の、息子の不得意の中に
図形を部分に分けてとらえること
がありました。
これ、まさにLDセンターでやってた学習方法の1つ
そのデータも今回の専門塾には提出していたので
違うアプローチを考えてくださった結果。
息子の得意の中にあった
提示されたものを見て、順番に覚えていくこと
ここに着目されたそうです
形では覚えにくいのならば、
順番に覚える=筆順
で覚えさせてみては?と
そのタイプの他の生徒さんで効果があった、
このアプリを試されたとのことでした
筆順まで覚えるのは無理だろう
それよりも漢字そのもの形で覚えさせる方が良い
という方法は結果的には息子に向いてなかったんだな、と納得
まず、1回目の受講の際に、
このアプリを使い、
5つの漢字、単語を覚えさせたそうです
耕す
境内
織る
険しい
納める
と、中1終わりの春休みに、中1の1学期末テスト時に出題されていたレベルのものをチョイス
まずは、1文字ずつ、何度も筆順を見ていき
それを空で書けるようにと何度か想像させるだけ。
決してこの時点では漢字を実際に書かせません
覚えたと本人が思ったら
次の漢字に移り、同じようにアプリで筆順を繰り返し見ながら、空想で文字を思い描かせる。
その繰り返しで5文字覚えたと本人が思ったら
そこで初めて紙に書かせる。
その時5問中2問思い出せなかったらしく、
その思い出せなかったものは、また筆順アプリで確認し、空で思い出す。
最終的に5文字すべてを正しく紙にかけたら
15分程度、全く漢字に関係のない計算問題をさせたそうです
ここも息子の特性の中から考えてくださったアプローチらしく
息子の不得意の中の
新しい情報を長い期間覚えておくこと
自分の記憶の中から、正確に思い出すこと
ここを強化するためにあえて違うことをさせて
15分後にもう一度紙に書かせた時に
何文字覚えているか、
を確認したら、今度はさっき覚えにくかった文字とは違う2文字が出てこず
またアプリで何度も確認させて、空で思い出させてを更に繰り返し、60分で終了しました
その5日後に2回目受講。
その間の5日間はあえてこのアプリを使ったり
復習をしたりせず。
5日後に同じ文字を、しかも順番をバラバラにして出題したら。
5文字中、4文字正解したそう
実はこれ、息子にとっては画期的なこと。
今までは今覚えたはずの漢字を
今紙に書かせても、ほぼ書けない、思い出せないことが多かったからです。
特に画数が増えてきてからの小学4年以降辺りからは、本当に覚えられず、思い出せなくて、本人が一番苦しんでたと思います
だから誰よりも息子本人が驚いたそう
何度も紙に書いて覚える方法は、
LDっ子には拷問でしかなく
それでは覚えることができない
というのは、LDっ子あるあるだと思うのですが
紙に何度も書いていなくても、パーツで覚えようとしたのに
パーツを形として認識しづらい息子のような、
順番に覚える事が得意なタイプには
とても効果的なアプリだと感じました
もちろんLDのタイブによるので
息子が形分解が駄目だったように
筆順では無理、という方もおられると思いますが
無料アプリなので、試して損はないと思います
有料版もあるようですが無料版で十分です。
息子はこの経験で、
僕にも漢字が覚えられるかも
と、初めて実感した様子で、それ以降このアプリで家庭学習をしています
そしてすっかりこの専門塾のことを信頼したようで、今度は英語の単語の覚え方を教えてほしい
と、自分で先生にお願いしたようで、
今度は夏休みに英語短期講習を実施してくださることになりそうです
それまでに息子に合う学習方法を考えてみるね、
と先生から言われた
と、とても嬉しそうに報告してくれたので
本人なりにまだまだ苦手な科目でも学習意欲はあるのかな、と感じています
好奇心旺盛だからだろうか
夏休みになりそうですが、また英語学習法もご報告します