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今日の文字は
9日の「日曜美術館」は
「美をみつめ、美を届ける(2) 名画を見る眼 高階秀爾」
戦後の西洋美術史研究を牽引し続ける、西洋美術史家・高階秀爾さん(92)
1932年、東京に生まれる、父は哲学者の高階順治。
1953年 東京大学教養爆部教養学科卒。
学生時代、ルノアールの絵と出合う。
大学院在学中の1954年~1959年に
フランス政府招聘留学生のして渡仏。
今まで写真でしか見たことが無かった本物の西洋画を
フランスにとどまらずヨーロッパ中を見て回る。
1969年、「名画を見る眼」を刊行。
現在累計82万部、個々の作品を隅々まで読み解き
初心者にもわかる西洋美術の指南書です。
油彩画の創始者(それまではテンペラ画)といわれる
ヤン・ファン・エイクの「アルノルフィーニ夫妻の肖像」(1434年)
に始まり
神話的幻想の装飾美と表現した
ボッティチェリの「春」(1480)
ベラスケスの「ラス・メニーナス(宮廷の侍女たち)」(1656年)
マネの「オランピア」(1863)
なぜ女神の裸婦は良くて、人間の裸婦はいけないのか
大論争をおこした問題作も、その作品価値を読み解きます。
アンリ・ルソーの「眠るジプシー女」(1892)
絵画の歴史に入りきらないこの作品について
もう一人の美術史界の巨星、辻惟雄さん(92)と
語り合います。
ピカソ「アヴィニョンの娘たち」(1897)
ピカソは現実の再現ではなく新しい姿を生み出しました。
著作「絵画を見る眼」を高階秀爾自身が解説します。
再放送 6月16日(日)20時~20時45分