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今日の文字は

(What did he do?)

 

今日の藤井聡太七段の対局は

「順位戦 C級1組 2回戦」

 

対局相手は堀口一史座(かずしざ)七段(44)。

第1回朝日オープン将棋選手権の優勝者です。

 

その当時は、決勝は五番勝負で対局相手は藤井七段の師匠

杉本昌隆現八段でした。

 

対局は10時より(少し過ぎてしまいましたが)持ち時間各6時間で

藤井七段の先手で開始。

 

本来は各6時間ですので夜までかかる対局ですが

11時23分47手までで堀口七段が投了。

 

堀口七段は駒を片付けると感想戦もせず直ぐに退室。

 

この対局、始めから「奇妙な対局」でした。

 

10時からの対局なのに、9時55分になっても

堀口七段が現れません。

 

56分頃、堀口七段をよく知る今日の解説の中座眞七段(49)が

「真面目な人ですよ」と、言っているところに

なぜか、この蒸し暑い中、ダウンジャケットを着て登場。

 

席に着くところで少しつまずいたようす。

 

すると、お茶を出そうと起ちあがろうとしている記録くんや報道陣に

手を大きく広げながら「大丈夫よ、大丈夫よ」と言ってから

ごろんと寝転んでしまいました。

 

10秒ほど、そのままで報道陣を見ていましたが

やっと立ち上がり、ダウンを脱いて盤の前に。

 

藤井七段はこの間、ただ俯いて、将棋に集中しようと

努めているようでした。

 

観ていた藤井七段ファンは堀口七段は初見の棋士さん。

堀口七段が何をしているのか、とっさに理解できずに

また何かするのではないかと別の意味で緊張する対局となりました。

 

この一連の堀口七段のパフォーマンスにより

10時少し過ぎの開始となりました。

 

その後は、堀口七段は早指しで、ドンドン指してゆき

藤井七段がじっくりとと考え込むことがあっても

そのペースは変わらず11時23分藤井七段に王が

追い詰められたところで、投了となりました。

 

実は堀口七段、順位戦 1回戦

坂口悟六段戦も使った時間はたった11分の早指しで

11時47分66手で投了しています。

 

順位戦で長考時間5時間24分の記録を持つ堀口七段ですが

これが、堀口七段の現在のスタイルなんでしようか。

 

藤井七段は順位戦2連勝となりました。

 

 

 

 

 

 

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