アルテミスステークス
1着 フィロステファニ
2着 ミツカネベネラ
3着 タイセイボーグ
馬場 稍重
東京は朝から雨が降り続いていて、馬場状態も午後からは稍重に。一日通してみても速い馬場には見えず、全体的に時計もそこそこかかっているので、馬場状態としては稍重が妥当でしょう。内外はフラットかな。厳密にいえば内馬場が悪そうなので外枠有利だと思いますが、今回のレースではコーナーから内目を避けるような回り方だったので、これの影響はないかなと。
ペース ミドル
前半4Fが47.0、後半4Fが46.8なので0.2秒の後傾ラップ。やや前半が速くなりやすいコース形態につき補正としてはスロー補正がかかりますが、このくらいの差であればミドルペースと言っていいでしょう。
有利 パワーがある血統
結局のところは血統ということになっちゃうのかな。土曜日はこれが結構顕著に出た日だったかなと思っていて、2Rの未勝利戦では1.1倍の馬が6着大敗して、勝ったのが2番人気ではあるがスクリーンヒーロー産駒の馬。次の3R未勝利戦でも1番人気の1.9倍ハービンジャー産駒が6着。9Rでも2、3着がモーリスの産駒で勝ったのが岡田系という、私としては傾向がわかりやすくハッキリ出ているなとは思った。2歳牝馬戦でもあるし、この強みが一番強い優位性を持っていた馬場だったと思う。
1着 フィロステファニ
この馬が1着なのは納得ですね。有利の面では母父モティヴェイターというか、母の産駒見ればわかるか。ヴァンドギャルド、ソールオリエンス等がいる、信用できる優秀な道悪血統。逆にこの血統でありながらこの馬場でのレースは流石に落とせないかなという所。時計も去年と同タイムということで、ペースが流れたというのはありますが、稍重の中で外を回ってきてのものなので優秀な感じがします。スタートダッシュを決めたエピファネイア産駒ということで次戦以降も非常に楽しみです。
2着 ミツカネベネラ
有利のところで書いていますが、この日はモーリスが絶好調。スクリーンヒーロー産駒も勝っているという所でこの馬もこのビッグウェーブに乗ることに成功しました。ただレースぶりについては外からずっと脚を使っていただけなので評価は出来ず、血統の優位性だけで来れている感じはしました。
3着 タイセイボーグ
この馬は最内枠から道中は殿での追走も直線で内を選択して3着。これだけを見れば他の馬が来れないところから3着まで来ているので強い内容だとは思いますが、やはりどこかに血統での恩恵はありそう。インディチャンプからのステゴの道悪適正、母父アザムールからかも。インディチャンプ産駒がまだよくわかってないのでハッキリしませんが、この産駒も繁栄していきそうではあるので、注意しながら観察しようと思います。
菊花賞
1着 エネルジコ
2着 エリキング
3着 エキサイトバイオ
馬場 稍重、やや外枠
なんだよ3:04.0って、全然遅くないじゃねーか。稍重で去年より時計が速いってどういう事だよ、こんなの稍重でも何でもないよ。まじで馬場予想が一番ムズイわ。稍重と書いてありますが、良です。内外はあまり関係ない気がしますが、枠で言うと外枠の方が融通は利くのかなと思います。
ペース スロー
いつもの分割ペース判定は使えないレースだと思うから私の感覚で書くけど、まあ遅いかな。先行勢が3着のエキサイトバイオしか粘れていないというのはあるけど、この馬が坂前から上がっていってペースが上がるのが速かった分、後ろが有利になったというのもあるので、全体的にはスローペースでいいと思う。
有利 差し
有利はペースで差し。結果的には外差しの決着になったけど2頭が強かっただけで他のレースでは内からも伸びたりしてるので馬場での優位性は無いかな。強い馬が普通に力を出せるレースだったと思う。
1着 エネルジコ
ドゥラメンテ大好き人間としては、ドゥラメンテ無き今、血をつなぐ意味としてノーザン生産の牡馬がG1を勝ってくれたのがうれしいですね。レースでは道中後方待機も2週目向こう正面で外から進出していって最終直線では4番手、エリキングにマークされながらもそれを振り切り2馬身差優勝という横綱相撲。上がりも最速ということで流石に完勝と言っていいのではないでしょうか。
2着 エリキング
血統的には距離は持つんだけど、レースの質が合わなかったかなという印象。この馬はスローから直線だけで脚を伸ばして届く展開が一番いいので、今回のような持続ラップではこの馬の長所を出すのはなかなか難しい。それでも2着に来れているのは能力の証明ではあるので違う展開だったら逆転もありそうかなと思います。
3着 エキサイトバイオ
血統的にはレイデオロ×ゼンノロブロイということでスタミナ血統ではあるので評価しても良かったかなという気はする。レースでは向こう正面坂前から上がっていって4コーナーで先頭。直線でも粘りを見せて3着という内容。鞍上が押し上げていったのかはわからないが自分でペースを作ったのが良かったと思う。これによって直線の上がり勝負ではなくスタミナ比べになったのがこの馬にとっては最善なので、荻野君の好騎乗が光るレースだったかなと。
◎ミラージュナイトは6着。まあ人気よりは走っているし、馬場が悪くなくても上がり2位の脚は使えているので頑張ったかなと。