【本(教養)には戦争を終わらせる力がある!?】
先日、朝読の時間に小5のクラスで読んだ絵本です
■『そらいろ男爵』
ジム・ポム 文
ティエリー・デデュー 絵
中島さおり 訳
主婦の友社
飛行機で空を飛ぶのが好き。
本を読むのが好き。
そんな、そらいろ男爵も戦争に行くことになり、
彼が取った行動は、
爆弾の代わりに本を落とすこと
自然や思想、天文学などの本は、
敵の隊長や兵士たちの心をわしづかみにしていきます
そして最後に戦争を終わらせた方法とは・・・。
本も絵本も、
様々な知識や色んな角度からの視点を教えてくれる。
そして、様々な感情や相手の深い想いも伝わってくる・・・
世界中の人たちが、本や絵本が身近にある環境にいられたら、
戦いなんて馬鹿らしくなって、
本当の世界平和が訪れるんじゃないかなぁ・・・なんて思います
■『耳の聞こえないメジャーリーガー
ウィリアム・ホイ』
ナンシー・チャーニン 文
ジェズ・ツヤ 絵
斉藤 洋 訳
光村教育図書(株)
野球が好きなウィリアム。
耳が聞こえず、靴の修理店で働いていましたが、
野球チームの選手になるチャンスが巡ってきます
でも耳が聞こえない事で苦労も多く・・・
そんな時、ウィリアムに名案が浮かびます!
野球の審判の判定をジェスチャーで示してもらったり、
選手間の作戦を伝えるためのサインを考えることです
これにより、遠くから見ているお客さんも楽しめるようになったのです
実話が元になっているお話で、
困った時こそ良い方向に変わるチャンス!と思える
素敵な絵本だと思います
少年野球などで頑張っている子ども達の心にも
響いていると嬉しいなぁ~と思います
絵本未来創造機構 EQ絵本講師®
シニアインストラクター
中尾敦子