ONE PIECEについて_3 | ゲーム・漫画・日々の記録

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この記事は
ONE PIECEについて_1

ONE PIECEについて_2

の続きです。

さて、小学生の頃から5,6年経って、高校生でまたこの作品にハマったのはなぜなのか?

前回の記事では「僕の中でこの作品の楽しみ方が変わった」のが一番の理由だと書きました。

ではどう変わったのか?(勿体ぶることではないんですが)

自身でそれに気付いたのは改めてドラム島編を読んだときです。
ドラム島編はチョッパーが仲間になるとても人気のあるエピソードで、「エピソードオブチョッパー」として劇場版にもなりました。
チョッパーの過去編が非常に悲しい話で、ルフィが敵を倒してスカッと、そこからのチョッパー仲間入りで感動、という感じです。

ただ、小学生の頃の僕は最後の「ゴムゴムのバズーカ」のシーンが好きでした。
チョッパーの過去編には心を動かされませんでした。(どういう読み方してたんだろう・・・)

高校生になって改めて読んだときは、やはり感動しましたね。
チョッパーの健気さやヒルルクの最期、ラストの桜、名シーンだらけです

しかし、何度も読んでいるとお気に入りのシーンが変わってきました。

ドラム島編で今一番好きなシーンは、
チョッパーの過去編ではなく、
ルフィの「うるせえ!!!いこう!!!!」でもなく、(これらも好きですが)

ルフィが、ヒルルクの海賊旗を砲撃したワポルに向かって
「これが一体どこの誰の海賊旗かは知らねェけどな・・・これは命を誓う旗だから冗談で立ってる訳じゃねェんだぞ!!!
お前なんかがへらへら笑ってへし折っていい旗じゃないんだぞ!!!!」

と叫ぶシーンです。

小学生の頃は「ルフィがチョッパーの大切なものを奪うワポルに怒ってる」としか思っていなかったのですが、改めて読んでルフィは海賊の「信念」の象徴をバカにされたことに怒っているのだと気付きました。(今更ですが)

ONE PIECEではこの「信念」というのが何度も出てきます。

言ってしまえば、ワンピース目指しながら道中の島々で敵をブッ飛ばすストーリーですが、ルフィたちは正義の味方ではなく、あくまで自分の「信念」に従って行動していて、そしてその信念を決して曲げないことが良い結果(仲間や人々を救うこと)に繋がるところに今は魅力を感じます。

また、バトルシーンには今も昔も注目していますが、その注目する点が「どんな方法で敵を倒すか」から「どんな理由・信念で戦うのか」に変わりました。
ルフィたちだけでなく敵に信念を持つタイプがいるところも気に入ってます。
人気の理由としてよく「絆、友情」が挙げられますが、これもルフィの「仲間を絶対守る」という信念あればこそです。

さらに、「信念」の他に、「夢、冒険、ロマン」といったテーマも改めて読んで好きになりました。
そのせいか、昔は一度読むのを止めるほど好きになれなった空島編が今は自分の中で一位、二位を争うほど大好きです。
人って変わるもんですね。


という訳で、感動的なストーリーがよくウリとされるONE PIECEですが、信念や冒険が描かれるのを楽しみに現在は読んでいます。
新たな島→問題解決→次の島というパターンが定着しているのも、今は逆に安心するというか・・・毎度の宴のシーンも楽しいです。

かなりの長期連載となっていますが、是非子どもたちにも読んでもらいたいですね。
今からジャンプやアニメを見てもついていけないと思うのでコミックスを!

One piece (巻1) (ジャンプ・コミックス)/尾田 栄一郎
¥421
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と言いたいところですがもう来週には75巻発売ですからね・・・。
全巻集めるとなるとかなり高いです。
総集編も出ていますがそれでも20巻・・・。
大人ならともかく小学生がポンと出せる金額じゃないなあ。

せっかく少年漫画の王道を突っ走っているのに子どもが手を出しづらいのはこの作品の弱点だと思います。


そこで、最初からストーリーを知りたいけどお金をかけたくない人にはこのサイトがオススメです。
 ONE PIECE WEB
公式サイトで、1~60巻までのストーリーを大体掴むことができると思います。

尾田先生も言ってますが、あくまで少年漫画なので、本来読むべき子どもたちが楽しめるように出版社には頑張ってもらいたいです。
(十分儲かっているんだし、せめて最初の方はもうタダで読ませてくれてもいい気がします)


・・・長くなりすぎた。
もし最後まで読んでくれた方がいたなら、本当にありがとうございました。