地獄からの脱出 | 優等生を卒業したい

優等生を卒業したい

アラカンの兼業主婦。
目下の最大の悩みは 多大の借金。
母性が強すぎるのか、自分を犠牲にしながら 回りに振り回されてきたが、
これからは自分軸で残りの人生を歩んでみたい。
さてさて、どうなるのでしょうか?

ずっと一人で抱え込んでいた莫大な借金。


もう完全に八方塞がりになってしまった前回の続きになります


旦那様のカードや私のカードを駆使し、

自転車操業になってもう何年経ったでしょう。


無限に使えるわけでもないカード限度額。


天井まで膨れ上がり、

「もう無理だ」と昨年末のボーナス前に思いました。

それまでは、

ボーナス月が来ると一度自転車操業がリセットされ、ほんの1、2ヶ月だけれど気持ちに余裕がありました。


それが、昨年の12月のボーナスは、

私の放射線治療にほぼ費やされ、借金返済どころか年末年始の費用も出ない状態になりました。


正月は

長男家族、そして独立した次男、三男も帰省して、年に一度家族が全員集まる大切な時。


例年ほどのご馳走は出せなかったけれど、

最低限のお節は作り、形ばかりの正月祝いで皆賑やかに楽しく過ごすことが出来ました。


元旦が終わり長男家族は帰っていくのですが、残る次男と三男。


まだまだ正月気分で実家でゆっくり過ごしている2人に

「聞いてもらいたいことがある」と

旦那様が寝た後に(毎日寝落ちするまでお酒飲むお方)

話しを切り出したのが1/3の夜です。


実はこの2人には、昨年随分助けてもらったのです。

私がガンになりかさむ治療費で一層生活費を圧迫したのは事実で、そんな時にまだ独身で金銭的に少し余裕のある2人にSOSを出すと

快く援助してくれました。

時には貸して貰い、ある時は『もう返さなくていいから』と言ってくれ20万円も援助してくれたりしたこともありました。



そんなこともあり、この重たい荷物を降ろさせてもらう相手はこの2人だと思っていたのです。


神妙な面持ちになる2人に話しました。

「もう2人共薄々感じてると思うんだけど、実は借金が沢山あってお母さん1人で解決出来ない状況になってきたの」


ここでちょっとホッとした顔になる2人。

多分、私の病気のことで大変な話しがあると思ったのでしょう。

そうではなくて良かったという感じでした。



『沢山あるって、幾らなの?』


「うん、お父さんのも合わせると700万位」


ここで流石に2人の顔が青ざめました。


その後は、

ナゼ借金が膨らんできたのか?

旦那様は知っているのか?

のやりとりを細かく話しました。


2人が色んな解決策を考えてくれましたが、

この次点では旦那様に打ち明ける選択肢が私になかった為、

どれも打開策にはなりませんでした。

私の中では、なんとか私自身の元気を取り戻し

外に働きに出たり、プラス内職で収入を増やして返済していくしか方法がないと思っていました。

2人には、また時々助けてもらうことになると思うから打ち明けたのだと言いました。


随分長く3人で話しましたが、

結局、次男も三男も口を揃えて

『今までの様にお母さんが1人で抱え込むことはないよ。

困った時には遠慮せずにいつでも言って。

助けるから。そして3人で考えよう。』

と言ってくれ、その日の話しは終わりました。


その夜、

2人とも色々考えたのだと思います。


一夜明け

次男『俺も色々考えたけど、なんとかなるさ。しかし、兄弟が多くて良かったわ。もし

S子(末娘)が1人しか居なかったら大変だったよ。』

私「ありがとう悲しい

でも子どもがS子だけだったらこんなに借金なかったと思うけどね」

次男『そりゃ、そっか(笑)』


そして三男はこの日。

正月明け最初の放射線治療の送迎をしてくれ、

車中で。

三男『もう、どうしようもなくなったら、俺が家に戻って来るわ(三男は彼女と同棲を初めて2ヶ月しか経ってません)

そして、俺の給料全部家に入れたら、2年で終わるやろ!』

って悲しい

そして、数日後に迫る支払い分10万円もすぐに立替てくれました。


なんて、頼もしい息子達。


借金地獄から這い上がろうとした私の

右手を次男、左手を三男が掴んでくれたように思いました。


そして、

この事がキッカケで何かが動き出したかのようにさらなる出来事が起きたのです。


続きです↓