
パワハラ上司が出向で福岡へ来て、半月がたっていた。
あごにできた吹き出物は大きくなり、コンシーラーとパウダーファンデでは隠れなくなっていた。
さわると痛かったが、仕事に必死で忘れるほどだった。
連日パワハラ上司からのダメ出しと注意で、疲れきっていた。
皆、思いもよらない所で注意を受けるのである。
若い女性社員達の和気あいあいとした休憩時間も、私語を慎めとまで言われていた。
そしてなぜか、同じ注意点でも、指摘される人とされない人がいた。
パワハラ上司の直属の部下や気に入っている社員と、その他に対しての圧力が違うのであった。
これは、気分次第と、贔屓目ではないのか。
思わぬ指摘や、えこひいきで注意を受け、裏では若い女性社員達が文句ブーブーである。
群れる女子というのは、えこひいきが最も嫌いである。
パワハラ上司よ、女性への指摘は平等にせな。
またパワハラ上司の勘違いによっての指摘もあり、モヤモヤする場面もあった。
勘違いを訂正しようが、パワハラ上司のご機嫌は良くなるわけでは無い。
余計な事を言って逆に火に油をそそぐかもしれない。
パワハラ上司と業務以外の会話をしなかったせいもあるのだろうが、
いつも電話ではつくづくいやなパワハラ上司。
直接一緒に働けばどこかいい所が見えてくるのではないか?!
とかすかな希望を持っていた自分の考えに、失望していた・・・・
気分次第でリアクションが異なる、対する人によって受け答えが変わってくる、
という部分を見てしまい、
勤務年数の長い社員でさえ煙たがる理由が少しわかった気がした。
失礼ながら、パワハラ上司は、お腹が出た単なるパワハラおっさんなようだ。
仕事上なら致し方なく接するが、プライベートではあまり関わりたくないタイプである。
もしも偶然、外出先でバッタリ会ったとしたら、気づかないフリをするかもしれない。
人生の中で、ご縁があって出会ったのだろうが、
いろいろと価値観が違う人間なのだと感じた。