自宅ゲーム会586 前半 海賊と商人 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年9月7日

 

 さて、本日はちい、やまと3人でのゲーム会となりましたが、午前中にこちらを2人でプレイするところから始まります。

 

☆海賊と商人

○概要

作者:KasperAagaard&ChristianMarcussen

対象年齢:13歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:180分程度

 

 海賊が跋扈するカリブ海において成り上がりを目指す船長たちをテーマにしたボードゲームです。

 

①ラウンドごとにイベントカードを引き、その効果を適用します。カードの内容によってはラウンド終了時に発生するものもあります。

②手番順に3アクション行います。アクションは、移動(船舶の移動)、探索(エリア内の他の船を探索し戦闘)、寄港(港で商品を売買したり船員や噂を集めたり、依頼を受けたりする)の3つとなります。

③探索、もしくは他の船に発見され攻撃を受けた場合は戦闘となります。戦闘は射撃、白兵、退却を事前に決定した上でダイスで主導権を競います。射撃と白兵はそれぞれダイスによって船や船員の損害が判定されます。

④戦闘で船長が負けると、手持ちのカード等をすべて失い新たな船長を選んでゲームを続行します。

⑤交易、襲撃、依頼の達成や噂の解明などを成功すると栄光点を獲得できます。これらが先に10ポイントに到達したプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 管理人が赤、ちいが青でお互い船を所持しゲーム開始時の様子です。ボード上に置かれているカードは依頼で、港に行って受けて達成するとボーナスと得点がもらえます。

 

 序盤、各地を巡って依頼や噂の解明を順調にこなす管理人に対し、ちいは噂の解明にことごとく失敗し出遅れましたが、それを挽回するべく交易によって得点を稼いでいました。

 管理人はここまで冒険や依頼を重視していましたがガレオン船を購入しここからは海賊行為での得点を狙います。

 

 と思っていたのも束の間、海賊行為の前に最後に手持ちの噂を…とカリブ海を横切ったタイミングで…

 

 海賊に発見されてしまいます。さすがにガレオンなら勝てるだろと思っていたものの、白兵戦に持ち込まれ…

 

 バッタバッタとクルーを蹴散らされ敗北。船長を変え、船を乗り換え再スタートとなります。

 

 これにより足踏みすることとなりましたが、反面交易を重視していたちいも積み荷と需要がかみ合わず苦戦していたため何とか追いつかれずといったところです。

 

 その隙にスループ船を改造し海賊討伐に出かけます。

 

 ぎりぎりではありましたが白兵戦で何とか勝利となります。たまたま依頼とのかみ合わせも良く得点を伸ばした管理人が何とか逃げ切っての勝利となりました。

 

〇評価

 海賊や各国の軍艦が跋扈するカリブ海において栄光を掴み成り上がりを目指す船長たちをテーマにしたボードゲームです。

 タイトルの通り、海賊となって各地で商船や軍艦、もしくは別のプレイヤーを襲撃して回りお尋ね物になるという選択肢もあれば、まっとうな商人として各地をめぐり交易などに携わるということも可能となっており、その他にも依頼を受けてみたり、噂の真相を追い求めるなど冒険者的なプレイも可能です。もちろん最終的には得点を集めて勝利を目指しはするもののRPGライクに船長ライフを楽しみつつ、その上でアクションの使い方、各国との関係性をどうするか、自分の船や装備をどうするのかといったマネジメントの部分は考えどころとなっています。

 また、船同士の射撃戦から接舷しての白兵戦という海戦らしい戦闘の流れがきちんとなっていて、ダイスを使った一連のバトルは盛り上がるところです。敗北しても、勝利点はそのままで、再び新たな船長として始められるので損害が致命的ではなく負けて即脱落となっていない仕様もいいですね。

 一方で、依頼にしても噂にしても目的地がどこであるかによって難易度が変わってきます。噂などは実際に目的地に辿り着いてから真相を突き止められるかどうかがダイス判定ということもあり、このほかの要素も含めて全体的に運の要素は強めとなっています。プレイ時間が長めのタイトルなのでこの辺りは好みがあると思われますし、どちらにしても突き詰めて勝敗を競うタイトルとしては不向きといえます。

 とはいえ、デジタルゲームで昔(いまだにオンラインではあるのかな?)コーエーがリリースしていた「大航海時代」にテーマなどは近く、「大航海時代」ザボードゲームといった感じに船長としてどんな人生を送るのか、その辺りのロールプレイがとても面白いタイトルになっていたと思います。

 

 

続きます。

 

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