令和5年3月25日
さて、本日から連続してになりますが先日帰省した芋との久々のゲーム会です。それにしても、芋が帰省すると我が家の子どもたちにインフルだのノロだのなんだのかんだの(コロナの流行期には帰ってきていなかったのでコロナはないけどw)流行ってゲーム会が流れるパターンが多かったので心配していましたが、ほんと今回は何事もなくしっかりとボードゲームを楽しむことができたので何よりです。とりあえず、初日はちい、芋と管理人という3人でゲームを始めます。
☆キャリコ
○概要
作者:KevinRuss
対象年齢:10歳以上
対象人数:1-4人
標準時間:30-45分程度
キルトを組み合わせてクッションを作り、猫たちを集めることを目指すパズル系のゲームです。
①ゲーム開始時に集まる猫の種類や条件などを設定します。
②手番になると手元からひとつのキルトタイルを配置します。
③タイルには色と柄がそれぞれ描かれており、色は条件を満たすとボタンを、柄は条件を満たすと猫をそれぞれボードに配置できます。
④個人ボード上にゲーム開始時に配置される目標タイルについては、その周囲のタイルの色、柄の片方もしくは両方を満たすことで得点となります。
⑤手番の最後にタイルをひとつ確保します。
⑥これらをプレイヤー順に繰り返し、全てのマスが埋まるとゲームは終了です。得点を計算して最も多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
〇プレイ経過
ゲーム開始時の様子です。色の条件は常に同じですが、柄による猫、目標タイルはゲームによって異なります。
管理人やちいがボタンを順調に集めていく中、やや芋が出遅れているという感じでした。
しかしながら、後半になると芋が得点をのばしてきて、最終的に目標タイルを十分に満たせなかった管理人とちいに対して、3つとも達成した芋が2人を引き離しての勝利という結果でした。
〇評価
ネコたちが好み集まるキルトを作ろうというタイル配置系で、可愛らしい猫たちとカラフルなキルトを模したタイルが目を引きます。
システム的には手番ごとに1つのタイルを得点条件を達成できるよう配置していき一つをドラフトとかなりシンプルな内容ですが、色のセット、柄のセット、目標タイルの周囲のタイルで色と柄のセットという3種類の得点要素があり、6色と6種類の柄が組み合わさったカラフルなキルトタイルはそれぞれ1つのタイルが色及び柄を兼ねているため、色的には大丈夫だが柄が合わないやその逆であったりと両方を同時に満たすようどう配置していくかというのは考えどころとなっています。ちなみに、実際に全てを満たすというのは非常に難しいこともあり、どこを捨ててどこをとっていくかという取捨選択が重要という印象です。
その一方で、お互いが個人ボードでキルトを組み上げていく&よくある達成の早遅による加点減点がなく、絡みはタイルの取り合いの部分だけということもあってソロプレイ感は強めです。
また、最初に描いたようにカラフルなデザインはいいと思いますが、タイルの柄については若干視認性が悪く気になったかな。
タイル配置系のゲームとしては突出してこれという独自性は少なめですが、きれいにまとまったタイトルで楽しくプレイできるゲームになっていると思います。
☆ハイテンション利休
○概要
作者:蜂須賀敏浩
対象年齢:8歳以上
対象人数:4-6人
標準時間:20分程度
戦国武将となってお茶の大家千利休が催すお茶会に出席して自慢の茶器を披露し、千利休からご褒美を受け取るゲームです。
①スタートプレイヤーが茶器カードを表にしてプレイします。スタートプレイヤー以外は表か裏かを選択できます。
②全員がプレイし公開してから、他プレイヤーと被らず一番高い茶器をプレイしたプレイヤーの勝利となります。
③勝利したプレイヤーはカードに書かれたテンション分茶菓子カードを受け取って、自分が一枚とって隣へというのを繰り返します。
④これらを4ラウンド繰り返すとゲームは終了です。
⑤利休が受け取った茶器のテンションと比べて、より多くの茶菓子を集めたプレイヤーの中から、最も少ない茶菓子を持っているプレイヤーの勝利となります。
〇プレイ経過
3人でゲームをしていると子どもたちが乱入してきたので、プレイできそう&5人対応ということでこちらを出してプレイしてみます。
全員どうやったら勝てるかというのを手探りしながらのプレイでしたが、結果は最年少の長男が利休のテンションぴったりの茶菓子を持っており勝利という結果でした。ちなみに、芋と長女もテンションを1越えた程度といいところにつけており、日ごろボードゲームをプレイすることの多い管理人とちいが2人してテンションまで届かないというふがいない結果でしたw
〇評価
直前にプレイしたキャリコのネコたちとはまた違った意味で目を引く千利休を相手に茶器を送り山吹色の茶菓子を受け取ろうというゲームです。
「ハゲタカの餌食(「他家ゲーム会 番外1」を参照。)」方式のバッティングで勝者が茶菓子を受け取れるという設定は一見すればハゲタカのフレーバー違いかとも思いますが、受け取った茶器が高価であればあるほど上昇する利休のテンションに対して利休のテンション以上かつ最低数の茶菓子を集めることが目的というのが特徴となっています。このため常に勝つことを目指すのではなく、時には負けて受け取らないということも必要で、送る茶器による利休のテンション調整、テンションに応じた茶菓子選択とカードマネジメントはより悩ましくなっています。
その一方で、ハゲタカのように場に勝利したら何点というカードはなく、3ラウンド目くらいになると各自の残り手札やカードの取得状況から傾向が読めてくるとはいえ、特に前半はどの程度の数字を出したらいいのか取った方がいいのか悪いのかという指標がないためなるようにしかならないというとこはありますね。
とまあ、その辺りは若干気になりますが、手軽なバッティング&カードマネジメントのゲームとしてなかなか楽しいゲームになっているとは思います。
後半に続きます。