自宅ゲーム会411 前半 リベットウォーズ | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和4年3月21日

 

 前日はやまと2人でのゲーム会でしたが、本日はちいと2人でのゲーム会です。本日はウォーゲーム寄り。

 

☆リベットウォーズ

○概要

作者:BillPodurgiel&TedTerranova

対象年齢:14歳以上

対象人数:2人

標準時間:30-45分程度

 

 第一次世界大戦風の戦場を舞台にデフォルメされたミニチュアのアーミーが相手の陣地を目指して戦いを繰り広げるゲームです。CMON社らしい作りこまれたミニチュアを始めとした豪華なコンポーネントが目立ちますが、プレイに60分かからないコンパクトな内容で、どんな風に戦場が再現されているのかが楽しみですね。

 

①プレイするシナリオ、使用する勢力を選択しゲームを開始します。

②ラウンドの最初にダイスを振り、イニシアチブを決定します。

③手番になるとまずカードを獲得します。カードは戦場で様々な効果を持つアクションと、条件を満たすことで勝利点となるシークレットミッションの2種類があります。

④シナリオに応じた生産力とリベットを獲得し、それらを費やしユニットを配置します。

⑤活性化するグリッド(4ヘクス=1グリッドの大きなスクエア)を選択し、射程内の敵ユニットを攻撃することが出来ます。

⑥攻撃は攻撃力及び攻撃回数、対象ユニットの防御種別に応じてダイスを振ってヒットを判定します。一部のユニットは撃破することで勝利点となります。

⑦全てのグリッドを攻撃のため活性化させ終えると、続いて再びグリッドを活性化させ順次ユニットの移動を行います。

⑧手番の最後に支配しているエリアなど条件に応じた勝利点を獲得します。

⑨これらを交互に繰り返し、先に目標となる勝利点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 マップを横から見た状況です。初プレイとなる今回はシナリオ1、ドイツ軍のようなブライト軍を管理人が、連合国のような同盟をちいが担当しゲームを開始します。ちなみに、このシナリオは練習的なシナリオでカード類を使用せず、中央の得点エリアの支配を競います。

 

 序盤はお互い歩兵を中心とした編成を組みますが、同盟が対非装甲に優れる歩兵、範囲攻撃能力を持ち非装甲に効果の高い砲兵を持つのに対して、ブライト軍の歩兵は対装甲に優れるため相性が悪く、前線の部隊を一掃されてしまい押され気味となります。

 

 しかしながら、同盟の歩兵や砲兵は装甲ユニットを苦手としており、逆にブライト軍の砲兵と騎兵は対非装甲に優れる装甲ユニットであるため、そちらの配備を進めていきます。

 

 砲兵および騎兵が前線に到着し、攻撃回数の多いガトリングのような砲兵たちが前線の歩兵を、機動力に優れる騎兵が後方の砲兵をそれぞれ潰して回ると徐々に形勢はブライト軍に傾いていきます。

 

 同盟は対装甲に優れる騎兵を編成し対抗しようとしましたが、歩兵がパンツァーファウストで狙い撃って撃破し流れは変わらず。そのまま、押し切りブライト軍の勝利となりました。

 

〇評価

 敵陣目指して突撃するミニチュアアーミーたちの戦いを描いたゲームです。世界観としては第一次世界大戦風(ちょっと技術が違う方向に進化していますが)らしいのですが重たさはなく、攻撃を受けるとパタパタと倒れていく歩兵を次々と後方から補充し送り出していくというコミカルなキャラクターのイメージどおり世界観、プレイ感ともにライトなウォーゲームといった感じになっています。CMON社のタイトルどおり、コミカルな絵柄を再現したミニチュアたちの出来の良さもいいですね。

 また、歩兵が次々と倒れるといってもターンごとの生産力には限度があり、あっさりと撃破されてばかりでは前線の維持が出来ません。各勢力や各ユニットに応じた得手不得手、勝利点エリアには歩兵しか侵入できないというルール、強力な戦力は撃破されると敵に得点を与えてしまうなどといった要素もあり、戦況や敵の編成に合わせた兵の選択や部隊の位置取りなどはきちんと考えどころになっています。ちなみに、今回のシナリオはカードを使用しませんでしたが、戦況に影響を与えるアクションカード、条件を満たすことで勝利点となるシークレットミッションのマネジメントも大切そうですね。

 ゲーム的に大きく気になったところはなく、コアボックスだけでもある程度の兵種が登場していてきちんと楽しめる内容になっていると思います。ただ、この手のミニチュアゲームの宿命とも言うのか、やはり拡張を入れ兵種を増やした方がより楽しめそうというところはあり、特にコアボックスにはルールはあっても空軍のユニットが含まれていないので欲しいところで、そう思えるくらいゲームとしては面白かったです。現状だとそれらの拡張は入手が難しそうなのは残念なところかな。

 

 続きます。

 

 

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