自宅ゲーム会406 前半 プラハ:王国の首都 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和4年2月26日

 

 一週間飛びましたが、市内の状況も落ち着いてきており本日が半日、明日が終日と続けてちいと2人でのゲーム会です。ちなみに本日はボードゲームの日。

 

☆プラハ:王国の首都

○概要

作者:VladimirSuchy

対象年齢:14歳以上

対象人数:1-4人

標準時間:45-150分程度

 

 中世ヨーロッパにおいて、神聖ローマ帝国の首都移転に際し、移転先となった都市プラハの発展に貢献することを目的としたゲームです。

 

①手番になるアクションクレーンからアクションタイルを1枚選択します。アクションタイルの位置に応じてボーナスやコストが発生します。

②アクションタイルに書かれた2つのアクションからひとつを選択し実行します。この後、コストを支払うことが出来れば任意のアクションを実行することが出来ます。

③アクションには「資源の獲得」「建物や市壁の建設」「王の道の移動」「技術開発」などがあります。

④アクションクレーンを回転させ、選択したタイルを返却します。

⑤一定の手番が経過すると建物や市壁、改良タイルが新たな時代のものになります。

⑥これらを繰り返し、各自が16手番を行うとゲームは終了となります。得点を計算し、最も多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。左手前が個人ボードで、パラメーターとリソースの管理を行います。その上にあるタイルが個人の領地で、改良タイルをとることでアクションを強化するとともに、市壁を建設することができます。右のメインマップは左側が建物の建設地、その中央に王の道があり道をコマが進むことでメリットがあります(最終的には中央奥にある橋に到達することで大きなボーナスを受け取れます。)。

 右奥の立体トラックは建物や城壁の市設などのボーナスでコマを横と上の方向進めることが出来、獲得したトークンの得点につながります。

 右の手前にあるのがアクションクレーンで、ここでアクションタイルの選択を行います。

 

 序盤は資金の獲得量を増やし建物の建設と技術の獲得を進める管理人と、石材の獲得量を増やし王の道と市壁の建設を進めるちいと方向が分かれます。

 

 中盤になると、改良や技術トラックを上げることにより手に入る技術タイルの効果などで堅実に得点を重ねる管理人が徐々に得点差を広げていきます。

 

 そんなこんなで、管理人がリードをしたままゲームは終了となります。最終得点計算で大学及び技術トラックが限界まで上がっていたこともあり管理人が得点を伸ばします。しかしながら、ちいはトークンを大量に獲得し大聖堂の効果で得点上率を最大まで上げており、この得点がかなり大きく逆転されてしまいます。これによってちいの勝利という結果でした。

 

○評価

 神聖ローマ帝国の首都となったプラハの発展に尽力するゲームで、鮮やかな見た目に立体的なトラック、回転するクレーンなど豪華なコンポーネントが目を引きます。

 手番毎にすることはクレーンからタイルをひとつとり、そこに書かれた2つのアクションからひとつを選択して実行するという感じで一見非常にシンプルで、アクションはリソースの獲得、パラメーターの上昇、アクションの改良、建物や市壁の建設など様々ありますが、各アクションのいずれもが得点につながっていきます。しかしながら、リソースの状況や改良、技術の獲得状況によって、得点には徐々に差が生まれてくることとなり、アクションタイルを獲得するクレーンも常に回転しておりかかれたボーナスとコストは順次変動していて、したいアクションの時に望ましいボーナスを受け取れるとは限りません。これらを如何にマネジメントし効率よく得点を積み上げていくか、手番手番の選択と先を見据えた流れの組み立てが考えどころとなっています。

 ちなみに、ゲームは16手番で終了するため、そのままだと16アクションしか実施できませんが、特定のリソースを得て消費することによって追加のアクションが実行できます。アクションの回数が増えるというのは単純にそれだけアドバンテージとなるので上手く獲得して行きたいところですね。

 大きく気になったところはありませんが、強いていうと立体トラックについては平面に比べるとややコマの移動がし難くあえて必要だったかなというのがなくはないです。ただ見た目としては際立ちますし、デメリットというほどプレイアビリティに影響が出るわけではないのでまあこれはこれでというところでしょうか。とりあえず、そんな小さなことくらいしか気になる点がなく、よくまとまった良作といえるタイトルになっていると思います。

 

 

 後半に続きます。

 

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