自宅ゲーム会329 前半 黄昏の篝火 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和3年1月24日

 

 さて、今週は久々にちいの予定がつかずやまと2人でのゲーム会となりました。ということで本日はウォー成分はなしw

 

☆黄昏の篝火

○概要

作者:ステファンフェルド

対象年齢:12歳以上

対象人数:1-4人

標準時間:70-100分程度

 

 聖なる島に向かいさまざまな困難を乗り越えることで、森に光をもたらす塔の篝火を再び灯すことを目指すゲームです。

 

①各プレイヤーが順に手番を行います。

②手番の最初、手元のアクションタイルが1以下だった場合運命タイルを個人ボードに配置しアクションタイルを獲得します。

③任意のアクションタイルを1種類使用し、それに対応したアクションを実行します。

④アクションには「道の獲得」「船の移動」「任務の獲得守護者の獲得/守護者の行進」「専門家/長老カードの獲得」「大いなる篝火からポータルや資源の獲得」といったものがあります。

⑤アクション終了後、任務を達成していると篝火が灯され見習いコマを最高評議会に送りボーナスを獲得します。

⑥手番の最後に共通の任務を最初に達成していれば共用の見習いコマを最高評議会に送りボーナスの獲得ができます。

⑦最高評議会のコマが規定数に達すればカウントダウンが始まり、5ラウンドが経過するとゲームは終了です。

⑧ゲーム終了時、ゲーム中に獲得した得点に篝火、ポータル、道、篝火に移動した守護者、達成した共通任務、未使用の運命タイル、残り資源等からの得点を加え、最も得点の高いプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。右手前にあるのが個人ボードで、ここにタイルを配置してアクションタイルを獲得し、そのタイルを使ってアクションを実行して篝火、ポータル、道、守護者などの得点要素を追加していきます。

 メインボードは奥側では船を進め任務の獲得(達成すると篝火になる)や守護者の獲得を行います。手前の中央には大いなる篝火があり、ここから資源やアクションタイル及びポータルを獲得出来ます。大いなる篝火の周辺には最高評議会があり、ここに見習いを配置することでボーナスを受け取れますし、この見習いの数がゲーム終了のフラグにもなっています。

 

 序盤から中盤にかけてはやまがアクションタイルの取り回しを上手く行い順調にポータルや道を獲得し個人ボードをにぎやかにしていきます。反対に管理人は専門家の獲得を優先。ただ、船アクションをほとんど得れない状況で守護者のアクションタイルばかり獲得していたためか、守護者アクションをほとんど有効に使えず伸び悩みます。

 

 しかしながら、中盤に船アクションタイルを多く獲得し任務を増やし、守護者を確保していくと、徐々に状況も改善。

 

 終盤には守護者の行進で大量の資源の獲得と、守護者の帰還による得点要素を押さえていきます。

 

 そんなこんなでゲームは終了。中盤以降はそれなりに上手く回したものの、ポータルや道を完全にそろえ、長老などの要素でゲーム中にもしっかり得点を獲得していたやまにはかなわないかと思っていましたが、やまの任務達成(篝火)数が少なく最終得点が伸び悩んだ結果逆転。管理人の勝利となりました。

 

○評価

 パズルライクに運命タイルを個人ボードに配置していくことで多くのアクションタイルを獲得し、そのアクションタイルを消費してアクションを行い様々な得点要素につなげていくというゲームです。篝火を再度ともすというテーマどおり、篝火の配置(任務の達成)が得点の重要な基点となりますが、篝火だけを配置していくだけでは大きな得点にならず道やポータル、守護者といったその他の要素も上手く連動させて得点を重ねていく必要があります。

 難しいのは手番毎に行うのは7つのアクションの中から1種類、しかもアクションは手元のアクションタイルによって制約を受けるというところで、本来ならA→B→C・・・といったように流れで行いたいアクションもB→C→A・・・といった感じにバラバラな順番に行わなければならないことも多くあります。また、道を全てそろえた、守護者を全て獲得したなどという共通目標を最初に達成することで追加の最高評議会ボーナスを受け取れるのですが、これを狙うことでもより不明瞭な順でのアクションを求められます。このような状況の中で、如何に効率的にアクションを組み立てて実行していき得点要素をまとめていくかというのは考えどころとなっています。

 ちなみに、ゲーム終了の条件は最高評議会への見習いの配置なのですが、条件的に序盤にはほとんど置けず中盤以降次々と置かれていくというかたちになりやすくなっています。このため、ある程度見習いの配置が始まってくるとゲーム終了までの残り時間でどの程度のところまでもって行くか、このあたりの見極めも悩ましいですね。

 一方で、他プレイヤーとの絡みの多くは早取りが中心で直接的なものが少ないということもありソロプレイ感というのはありますね。要素の多さもあり慣れないうちはどうしてもアクションの組み立てに気が回るので、他プレイヤーの狙いや要素に気をまわしにくいというところもあるので余計にかもしれません。

 とはいえ、フェルト氏らしいといえばらしいごちゃごちゃ感があり、そのごちゃごちゃしたところを紐解く面白さのあるゲームになっていると思います。

 

 

 後半に続きます。

 

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