自宅ゲーム会323 前半 ハーベイシャス 他 | とりあえず日々ボードゲーム

とりあえず日々ボードゲーム

日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和2年12月29日

 

 年末年始休みの初日とのなる本日ですが、本日はしっかりと時間をとりちいと2人でゲーム会を行っています。

 

☆くるりんパニック

○概要

作者:MasaruAoki&Carol Wiseley

対象年齢:4歳以上

対象人数:2-6人

標準時間:5分程度

 

 ニワトリを狙って襲撃してくる空族を撃退し、ニワトリたちを守るアクション系のゲームです。

 

①電源を入れると空族が動き出しゲームが始まります。

②自分のペダルを叩いて、襲ってくる空族を撃退します。撃退に失敗してニワトリ(ライフ)に当たるとニワトリが減少します。

③一人以外の全員のライフがなくなるとゲームは終了で、残った一人が勝利となります。

 

○プレイ経過

 最初は長女がしたいとのことで3人でこちらを。ペダルを叩いて迫り来る空族をタイミングよく弾き飛ばします。

 

 3戦しましたが、長女がうまく2勝という結果でした。ちなみに管理人もなんとか1勝。

 

○評価

 襲撃する怪盗からニワトリを守るアクション系です。見た目どおりボードゲームというには「?」ですが、ペダルを叩いて空族を追い払うという簡単なルールで手軽に楽しめることもあって子ども受けはバツグンによく、我が家の子どもたちも届いていこうかなりのお気に入りとなっています。とはいえ、怪盗の挙動が良く出来ており意外な動きをすることもあって、大人同士でも意外とと熱くなって盛り上がれる楽しいゲームになっていると思います。

 

 

☆西フランク王国の聖騎士

○概要

作者:ShemPhillip&SJMacdonald

対象年齢:12歳以上

対象人数:1-4人

標準時間:90-120分程度

 

 王国から派遣された聖騎士と協力して王国の発展に努めるワーカープレイスメント系のゲームとなります。

 

①ラウンドごとに王命(公開目標)、王の支援(アクションスペース)などのカードを公開していきます。

②ラウンドごとにデッキから3枚の聖騎士カードを引き、ラウンド中に効果を発する1枚を選択します。また、酒場カードを1枚選択し、6つのワーカーを受け取ります。

③ゲームを通じて紫のワーカーを受け取ると疑惑カードを受け取ることになります。税金がなくなったところで、疑惑カードが最も多ければ謝金を受け取らなければなりません。

④手番順にアクションスペースにワーカーを配置しその効果を使用します。アクションスペースには一定のパラメーターを必要とするものがあり、これらのアクションを実行すると別のパラメーターが上昇します。

⑤全てのプレイヤーがワーカーを配置しきるかパスをするとラウンドは終了です。

⑥7ラウンドを繰り返し、パラメーターや一部のアクションの実行回数、王の命令などから得点を獲得し、最も大きな得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。右手前と奥にあるのがお互いの個人ボードで、基本的にはこのボード上にワーカーを配置してアクションを行います。

 左側にはカード類が配置されているとともに、一部のアクションは左手前のボードに設備を配置していきボーナスを受け取るものがあります。

 

 序盤、開発(アクションに必要なワーカーを減らす緑の建物)にボーナスのある聖騎士や町人等を選択したちいが開発を進めアクションの効率を上げるとともに、疑惑カードも積極的にとり資金面でも有利に進めます。

 反対に管理人は税金がなくなった時に疑惑を持っていなければボーナスという町人を獲得したこともあり、疑惑をあまり取らないようにしていたこともあってなかなか資金がまわらず、徐々に引き離されていきます。

 

 終盤になってくると管理人も疑惑をとって追い上げを狙うものの、そもそも開発が各アクションに分散しておいてあり、ワーカーひとつで実施できるアクションが複数あるちいに比べるとかなり効率が悪く・・・

 

 ゲーム終了時の様子です。最終2ラウンドはアクション→ボーナスでワーカーを受け取る→祈祷などでワーカーを取り除く→アクション→、というループでちいがかなりのアクションを重ねていたこともあり、30点近くの差をつけてちいの勝利となりました。

 

○評価

 西フランク王国の発展を目指すワーカープレイスメント系のゲームです。まず、毎ラウンドの開始時に複数の聖騎士の中から1人を選んでいくのは特徴的なところで、ラウンド限定ではありますがその恩恵は大きく、自分がラウンド中に何に重点を置きたいかを踏まえて聖騎士を選択していくことが重要となってきます。ちなみに、ワーカーも色によって使えるアクションが異なるため、目的に合わせた選択が大切で、このアクション前の準備段階でしっかり計画を立てていく必要があります。

 また、3つのパラメーターのマネジメントも重要な要素で、パラメーター自体が大きな得点源というのもありますが、各種勝利点のアクションを行うにあたり、それぞれでいずれかのパラメーターの数値が求められます。アクションごとに実行に必要なパラメーターと、上昇するパラメーターが対応して設定されており、どのパラメーターを上昇させどのアクションに重点を置くか、開発によってアクション効率を上げることができることも含めてどうしていくかというのも考えどころとなっています。

 あと、紫(オールマイティ)のワーカーを受け取ると疑惑カードを受け取らないといけないという点は、一見するとマイナスっぽいのですが疑惑カードに書かれた税金が受け取れるというのはなかなかのメリットとなります。場から税金がなくなった時点で疑惑カードが最も多いプレイヤーは借金を受け取らなくてはならないので、疑惑をどの程度受け取るのか、そしてどうやって疑惑を減らしていくかというのも悩ましいですね。ただ、このゲームにおける借金は最後まで残していれば減点となるマイナス要素なのですが、一部のアクションによって比較的手軽に返済でき今度は加点になってしまうためそれほど脅威になっておらず、この辺のリスクとメリットのちぐはぐ感は少し気になりました.

 また、基本的には聖騎士やワーカーの選択からアクションの選択までの計画はほぼ自分の手元を見て行い、ワーカーが他プレイヤーと競合することも王の支援以外にないので、計画をそれなりにしっかりと履行できるという反面、ソロプレイ感が強めというのも気になったかな。

 ついでに、後半になるとボーナスなどでワーカーをもらえることが増えるとともに、アクションスペースに必要なワーカーが減ってくるため、ラウンドラウンドが序盤に比べて長引きがちでゲームのテンポが悪くなっていくところももう少し調整が欲しかったですね。

 とりあえず、計画立て拡大再生産を進めていくワーカープレイスメントとしてそれなりに面白いゲームではありましたが、やはり気になる点で書いたところは気になるゲームだと思います。

 

 

☆ハーベイシャス

○概要

作者:EduardoBaraf&SteveFinn&KeithMatejka

対象年齢:8歳以上

対象人数:1-4人

標準時間:20分程度

 

 ベランダガーデニングに必要なハーブを庭園から集めてプランターに植えるカードドラフト&セットコレクションのゲームです。

 

①手番の最初に個人庭園もしくは共同庭園からカードを集め、任意のプランターひとつに配置することができます。それぞれのプランターでセットコレクションの条件は異なるとともに、4つある鉢植には各1回しかカードを配置できません。

②カードを山札から1枚引き、個人庭園か共同庭園に配置します。2枚目を引き1枚目を配置しなかった方へカードを配置します。

③手番順にこれらを繰り返し、全員のプランター

が埋まるか山札からカードがなくなるとゲームは終了です。

④プランターに配置したカードに応じて得点を計算し、合計の得点が最も多いプレイヤーが勝利となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。お互い4つずつプランターカードが並んでおり、それぞれにセットコレクションの条件と得点がかかれています。

 

 管理人が最初に異なる種類を植えるというプランターにカードを配置しています。

 

 ゲームのテンポは速く、あっという間に山札がなくなりプランターの得点計算を行います。途中まではちいの方が得点が高そうなセットを作っていましたが、同種のセットというプランターにカードを配置するタイミングを逃しており得点が伸びず。4つの合計では管理人が上回ったことで勝利となりました。

 

○評価

 ハーブを庭園から集めプランターに植えるカードドラフト&セットコレクションのゲームです。

 セットコレクションを作るタイミングが重要で、4つある各プランターには1回しか植えることができないためより条件を伸ばしてから配置したいところですが、自分しか使用できない個人庭園はともかく共同庭園のカードは全員が使用できるため、うかうかしていると他のプレイヤーに使われてしまいます。各プレイヤーがどんなカードを集めているかを見定めつつ、どのプランターにいつ配置するかの駆け引きが考えどころとなっています。

 また、手番ごとにカードを2枚引きますがそのうち1枚は共同庭園に置かなければなりません。共同庭園は全員が使用できるので他プレイヤーが使いそうなカードは置きたくありませんが自分にとって必要かどうかというのもありますし、1枚ずつ引いてどちらにするかを判断するため次に来るカードがわからないからこその難しさががあって毎手番悩ましいですね。

 大きく気になったところはなく、することはシンプルながらきちんと考えどころのあるすっきりまとまったゲームになっており、手軽に楽しめる良作だと思います。

 

 

 続きます。

 

「ボードゲームタイトル一覧」

 


にほんブログ村