自宅ゲーム会232 3日目後半 天空の島ラピッタカードゲーム 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和元年10月1日

 

 夕食を挟み本日の最後は比較的手軽そうなゲームを2本プレイしています。

 

☆天空の島ラピッタカードゲーム

○概要

作者:ラブリー会

対象年齢:- -

対象人数:2-5人

標準時間:5-30分程度

 

 飛空挺を出発して、隠された財宝を求めて天空の島ラピッタを探索し獲得した財宝などを持って脱出を図るゲームです。

 

①手番になると「カードを1枚補充しプレイする」か「休んでライフを回収する」を選択します。

②カードをプレイするとそれを場に配置し、移動力分だけ移動します。

③止まったカードにはライフを配置し確保することが出来、既に他のプレイヤーがライフを置いていればより多くのライフをおくことで確保することが出来ます。また、他プレイヤーと同じマスに止まることでカードの確保に代えて手札を交換し、その後ライフ分だけ移動するということも可能です。

④スタート地点の飛空挺カードにコマを戻し脱出を宣言した時か、落下(カードのないスペースで手番を終えたときなど)した場合にプレイヤーはゲームから抜けることとなります。抜けた際は手札と場のライフを置いたカードを獲得することとなります。

⑤全てのプレイヤーがゲームから抜ける、山札がなくなる、禁断の呪文が3枚プレイされることによりゲームは終了となります。

⑥確保したカードから得点を計算し、最も多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。ただし、飛空挺から脱出する以外の場合は特定のカードを確保していなければ脱出ができず、無事に脱出できなかった場合は得点が0となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。最初はコマの置かれているカード1枚のから始まり、手札をプレイして天空の島を探索していくこととなります。

 

 序盤、お互い違う方向に探索を進めています。

 

 後半、かなりマップが広がってきています。

 

 最後は禁断の呪文が全て場に出たため、ここからライフ及びコマが置かれていないカードは全て取り除かれることとなります。これによりお互い飛空挺には戻れなくなりましたが、管理人は「フラッパー(小型の飛空挺)」の効果で脱出をし、芋は姫の効果で脱出に成功します。

 

 管理人は金貨の得点を上昇させる姫を中心に確保していましたが金貨を含むカードの確保がそれほど進まず、ハートを得点化する姫を中心にカードを確保していた芋の得点が伸びたことで、芋の勝利となりました。

 

○評価

 日中にプレイしたタイトル(「自宅ゲーム会232 3日目中盤」を参照。)同様、タイトルといい見た目といいどこから突っ込んだものやらという感じですが、天空の島を探索しながら財宝(姫を含む)を集めそれを確保して脱出を目指すという元ネタらしい内容となっています。

 1枚のカードがマップと得点要素の2役を同時に兼ねているのが特徴的なところで、これらを実際に場にプレイしながらマップを広げていくことで探索している雰囲気を出しつつ、場に出すことで共有となったカードにライフを配置して確保していきます。カードは単体で得点となるものもありますが多くは組み合わせによって得点が上昇するものが多く、中には特定のカードと組み合わせないと役に立たないものなど多彩で、より得点を高められるように他プレイヤーが配置したものも含めどのカードを確保していくかというのが考えどころとなっています。

 面白いのはどれだけカードを確保していても脱出できなければ0点となってしまうところで、スタート地点に戻れば脱出が出来るのですがゲームが進むにつれマップは広がりスタート地点までは遠くなっていき、最終的には禁断の呪文によりスタート地点を含むマップの多くが除去されてしまいます。禁断の呪文は3枚のカードが場に揃ったらという条件なので、早めにスタート地点を目指し脱出するのか、何らかの手段を確保しておくのかこのあたりの判断は必要ですね。

 あとは、カードの確保に使用されるライフのマネジメントも重要な要素で、確保したカードであってもより多くのライフを投入されると奪われることもあるため、あらかじめ場のカードに複数のライフを配置することで確保の確率を高めることができるのですが、1枚に複数を置いてしまうと確保できるカードの総数は減ってしまうが難しいところです。手札に保持しておくというのも有効な確保手段の一つではありますが、手札は手札で奪われる可能性があり、この場合もライフがなければ取り戻すことは出来ません。基本的にはライフがなくなると脱出を目指すこととなるため、どのカードにどのくらい投入しどのタイミングで使い切って脱出に向かうかというのは悩ましいですね。

 大きく気になったところはなく、マップを探索(構築)しながら財宝を確保しつつ、最終的には禁断の呪文により崩壊する島から如何に無事に脱出するか、元ネタの雰囲気(ついでにさまざまなパロディ)を上手くシステムに組み込みつつも、ゲームとしてもとても面白い内容になっていると思います。

 

 

☆ルクニ

○概要

作者:AndreasKuhnekath

対象年齢:8歳以上

対象人数:2人

標準時間:15-30分程度

 

 中立のコマの移動に合わせて自分のコマを配置し、自分のコマのグループを作っていくというアブストラクト系のゲームです。

 

①手番になると6つある中立のコマを直線状に任意のマス数移動させ、移動した先の周囲のいずれかのマスに自分のコマを配置します。

②手番を繰り返し、中立のコマが移動できなくなるとゲームは終了です。自分のコマのグループごとにグループに含まれるコマの数とそのグループに隣接する中立のコマの数をかけることでグループの得点が計算されます。これを全てのグループで行い、より多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。ボード上に配置されている赤いコマが中立のコマとなり、これを動かしコマを配置していくこととなります。

 

 序盤は右手奥が主戦場となり、若干芋が優勢といったところ。しかしながら、中盤以降に戦況を押し返し・・・

 

 

 ゲーム終了時の様子ですが、僅かに管理人の得点が上回り勝利となりました。

 

○評価

 中立のコマを動かし自分のコマを配置していくのが特徴的なアブストラクト系のゲームになります。

 面白いのは自分のコマによるグループとそれに隣接する中立のコマによる掛け算で計算される得点についてで、どれだけ大きなグループを作ったとしても中立のコマが隣接していなければ得点になりませんし、反対に多くの中立コマが隣接していてもグループ自体が小さければ大きな得点にはつながりません。これらを両立させつつ、如何に他プレイヤーの得点機会を妨害するかというのが考えどころとなっています。

 大きく気になったところはなく、共有のコマをお互いに動かしあいながら如何に自分の狙った位置にコマを配置するか、なかなか楽しめるアブストラクト系ゲームになっていると思います。

 

 

 三日目はこれで終了で四日目に続きます。

 

 

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