自宅ゲーム会137 中盤 メディチ 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

平成30年5月6日

 

 引き続きちい、やま、ラセの4人でのゲーム会です。

 

 

☆メディチ

○概要

作者:ライナークニッツィア

対象年齢:10歳以上

対象人数:2-6人

標準時間:60分程度

 

 中世ヨーロッパにおいて、貿易に出る自分の船にどれだけ価値のあるものを乗せ儲けを出すかを競う競りゲーで、「ラー」「モダンアート」に続くライナー先生の3大競りゲーの一角と言われています。ちなみに、初の日本語化バージョンですが、海外では第3版くらいまで再販されており、日本語化に当たり2人対応にしたりと若干の調整は入っているみたいですが細かい違いは輸入版をプレイしたことないので不明です。

 

①手番になるとカードを1枚づつ引き、最大3枚まで競りにかけるカードセットを作ります。

②手番プレイヤーを最後とする1巡のみの競りを行い、各プレイヤーはより高い値をつけるかパスを行います。

③競りに勝ったプレイヤーはそのカードを獲得し個人ボードの船に配置します。この時、船の許容量の5枚をオーバーするような競りには参加できません。また手番プレイヤーは自分自身獲得できない枚数のカードセットを作ることもできません。

④1人を除き全てのプレイヤーの船が埋まると、残ったプレイヤーは山札からカードを船に追加してラウンドが終了します。

⑤ラウンドが終了すると、各プレイヤーごとにカードの数値を合計し、合計額の多いプレイヤーから資金を受け取ります。また、カードに書かれた商品に応じて市場のコマを進め、市場の順番に応じて資金が獲得できます。また、市場にあるコマの位置によっては別にボーナスを受け取ることが出来ます。

⑥資金を受け取ると市場のコマはそのまま次のラウンドを行います。

⑦3ラウンドが終了した時点でゲーム終了となり、最も資金を持っているプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時をとり忘れていたので、1ラウンド目のカードの競りが終わり、得点計算前の様子です。管理人が赤、ちいが緑、やまが青、ラセが黄色。中央のピラミッドが市場で、それぞれ商品に対応したカードを獲得することでコマを中央に向けて進めます。右のトラックは資金トラックです。

 

 最初のラウンド、管理人は資金を温存してみたのですが、獲得したカードの数値が伸びず得点計算を行うと他プレイヤーに抜かれていきます。そんな1ラウンド目は資金を投入した分をしっかりと回収したちいがトップ。

 

 2ラウンド目の終了時。1ラウンド目とはうって変わって、しっかりと積荷の価値を上げ管理人がトップにたちます。その一方で、1ラウンド目にトップだったちいは競りに使い込みすぎた割に価値が伸びず、結果的には一気に最下位となります。

 

 そんなこんなで最終ラウンドの競りも終わったところです。資金をそれほど費やさなかった割に、積荷の価値もなかなかのもので、これは勝ったかなと思ったのですが・・・

 

 市場による得点が思った以上に伸びず。そんな中、2つの商品でトップをとったやまが市場の得点を伸ばしたことで、やまの勝利となりました。

 

○評価

 1巡競りにより獲得した積荷で、商品の数値による価値と、獲得した商品の数という2つのマジョリティを競い合うゲームです。カードは競りによって獲得していきますが、5枚までという積荷の上限に対し、どのようなカードを集めていくかというのが取捨選択が重要となります。ちなみに、競りに費やす資金は勝敗をきめる得点の意味もあるため、このカードを獲得することでどの程度の収入が期待できどの程度の値付けにするか、この辺の判断は非常に悩ましいところです。

 ここで面白いのが、カードには数値と商品という2つの要素を持っており商品の数値という短期的な目標と、商品の数という長期的な目標をどういうバランスで集めていくかで、商品の数値を第一におくのか、商品の数値としては少なくても市場で優勢をとることを目指すかというのは難しいところです。

 また、積荷となるカードは3枚まで競りにかけられますが、必ずセットでかけなければならず、セットを作る親は競り値の宣言が最後で有利ということもあって、バースト系ゲームではないのですが何枚までめくるかというのは考えどころです。ここで面白いのは、積荷をオーバーする競りには参加できないというところで、他プレイヤーの積荷の埋まり具合を見ながら上手くコントロールすれば、後半に安価に買い叩くことも可能になります。ただ、ラウンドの競りが終了する条件(1人を除き全ての船が埋まる)もあるため、どのタイミングでどのくらい積荷を埋めていくかという駆け引きは大切になってきます。 

 競りゲーらしく初見での適正価格の判断が難しいと言うところはありますが、それ以外で大きく気になる点もなく、とりあえずいくらでどの積荷を購入するかの駆け引きに悩ましさが満載ながらすっきりとまとまったシステムで、「3大競りゲー」と言われるのも納得の面白いゲームだと思います。

 

 

☆カルカソンヌ

○概要

「自宅ゲーム会5後半」 を参照。

 

○プレイ経過

 続いてはやまの希望により、かなり久々となる本家の「カルカソンヌ」です。管理人が赤、やまが青、ちいが緑、ラセが黄色です。

 

 今回は何故か序盤に道ばかり出てくる展開で、最初の街の周辺に道が広がっていますw

 

 中盤になると徐々に街が完成していきますが、管理人は引きがいまいちで完成するのは小さな街ばかり。中規模の街を完成させたちいが若干有利という感じでゲームは進みます。

 

 そんなこんなでタイルがなくなりゲームは終了です。結果としては中規模の街を2箇所完成させたちいが得点を稼ぎ勝利。2位はやまで、管理人は未完成が多くやまに1点及ばず3位。ラセが4位という結果でした。久々でしたが、やはり面白いです。

 

 

 後半に続きます。

 

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