パーカッションをはじめたいという方、最初にどんな楽器を買ったらよいかお悩みの方もいらっしゃると思います。
My楽器はこれからのあなたの良き相棒となって一緒に過ごすことになります。
いい出会いがありますように無駄なお買い物をなさらないように購入の際のポイントをあげていきたいと思います。
パーカッションは主に叩くもの、その他小物に分類されます。
叩くもの(メインとなるもの)
コンガ、ボンゴ、ティンバレス、カホン、ジャンベ、ダラブッカ、パンデーロ
小物
シェーカー、マラカス、タンバリン、トライアングル、ウインドチャイム、グィロ、
一般的なパーカッショニストはメインとなる叩く楽器がひとつあって必要に応じて小物を使うということが多いと思います。楽器の種類が多い人はマルチパーカッショニストと呼ばれます。
自分がどんな音楽が好きか、どんな音が好きかによってメインの楽器をまずひとつ決めるといいでしょう。そして少しずつ叩く楽器を増やしたり小物を導入します。
ただこれから楽器をはじめる人にとってはどの叩く楽器が自分に合うのかわからないかもしれません。
そしてメインの楽器は値段が高いし場所もとります。
ということで最初はレッスンなどでいくつか楽器に触れてみて自分の好みが見つかるまで様子を見るのもいいと思います。
そこでまずお勧めなのはシェーカー、マラカスなどの小物楽器を手にいれることです。
シェーカー、マラカスはリズム感を養ったり、打楽器でいい音を出すための手の動きを学ぶのに適しています。
そしてどんな音楽にもわりと取り入れやすい楽器なので出来るようになるとセッションなどでとても重宝されます。
ぼくもライブではこの曲にコンガはいらないなと思うとマラカスをプレイしてることなど多いです。
最初は小さめの卵型シェーカー、ミニマラカスなどが便利です。
あまり音量が出ないので家で練習しても苦情が出にくいですし外に持ち出すのも容易です。
アコースティックライブなどではちょうどよい大きさです。
小さめシェーカー、マラカス購入例
卵シェーカー ¥250
ミニマラカス
LP285 ¥2080
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/131499/
ちなみに僕は楽器を選ぶときは音だけでなく色にもこだわっています。
総じて小物は面積が小さいのでアクセントとなるようなカラフルな色でも使いやすいです。
大きな楽器は強い色でもソフトな色でもその雰囲気に全体が大きく支配されます。
本格的なサイズのマラカスなどはかなり音が大きいので大音量のバンド向きになります。そのようなバンドに加入したときに購入を検討するとよいでしょう。
コンガやカホンなどはいろいろなメーカーからいろんな種類が出ています。購入するときはプロでやっている人や先生などに相談するとよいでしょう。初心者であってもやるからには有名メーカーのプロ用のものやスタンダードなモデルを選択するとよいでしょう。
とくにコンガやボンゴなどの皮物は安いものはいい音が鳴りません。
安い物にはワケがある。
胴や皮に安い素材を使っているから安いのです。
いい音が鳴らないのは楽器のせいなのか腕前のせいなのか
わかる方がいいです。
たとえばLP社は信頼のおける打楽器メーカーですが
廉価版モデルのボンゴが某楽器店で約¥15000、
プロもステージやレコーディングでよく使っているGENERATION IIが定価56160円のところサウンドハウスで¥28800でした。
その差一万五千円ですが圧倒的にプロモデルをおすすめします。
これから20年以上の付き合いになります。
これからずっと安物を使うかプロ並みのものを使うかです。
廉価版モデルは皮が薄くてどんどん伸びてしまうのでボンゴ本来の高いピッチになりません。破けてしまいそうです。
音は叩き比べるとわかりますがまったく違います。
ただ初心者の人が叩くとどちらも音がよく鳴らないので違いがわからないかもしれません。
プロ用の方は鳴らせる人が叩くと”あーこれがボンゴの音だ”と納得すると思います。
打楽器専門メーカーでない会社の楽器のコスパはさらに良くないです。ノウハウがないうえにコストがかかるので当然と思います。
ところでよくネットの商品レビューなどを見ますとどうやら初心者の人ほどコメントしたくなるようで、評価の方向性がおかしいなと思うことがたびたびあります。
パーカッションは鳴らせる人でないとどれもいい音にならない楽器です。
ぜひ信頼のおけるパーカッショニスト、いい音で演奏している先生を見つけてアドバイスをもらってください。
そういう人はたくさんの楽器にふれていますし使える楽器、コスパのいい楽器をよく知っています。
ぼくもまた自分の機材紹介の記事、yotubeチャンネルなどを今年はどんどんアップして行こうと思います。
みなさんもぜひ自分の良き相棒になるような、愛しいmy楽器に出会ってくださいね。