どうやら増税の延期が決まりそうです。
まあ、今の状況で予定通りの増税を発表したら、アベノミクスは沈没してしまいますから、他に選択肢はないと思います。
ただ、つくづく残念に思うのは、何度も何度も書いていますが、景気を上げる政策を可能な限り行いながら、消費税8％を最悪の時期にやったことです。
とにかくあれだけはやるべきではありませんでした。
財務状況に鑑みればやらざるを得ないのですが、せめて物価上昇に伴う賃金の上昇がはっきりと分かり、なおかつ痛みを分かち合うということで行政改革や国会議員の定数削減をきちんと実現してから消費税をアップさせるべできだったのです。
その時は、5％から10％にしても良いのです。
ありとあらゆる利害関係が錯綜するなかでのギリギリの判断だったのでしょうが、残念ながらせっかくがんばったアベノミクスの致命傷になると僕は思っています。
今の情勢であれば、自民公明党は総選挙には勝つでしょうが、問題はその後です。
消費が急激に活発になるとは思えないので、賃金アップもないでしょう。
経済のサイクルとしては、消費が上がって、末端まで企業の利益が行き渡って、それから賃金のアップです。
ところが、消費税が上がって、物価が上がって、賃金が上がらない状況に陥ったために、消費が冷え込んでしまったのです。
従って、どんな政策を打とうがなにをしようが、消費が急激に活発化するなどということはあり得ません。
東京オリンピックの前年になれば、いろいろなことで消費を刺激することは可能でしょうが、まだまだ先の話です。
東京オリンピックが決まったことが楽観視につながり、逆に判断を誤らせたような気もします。
個人的にも新規事業で忙しくしていますが、消費が冷え込むと売上を直撃します。
霊的修行者も地上で普通に生きていかなければなりませんので、せっかくいい感じになってきている仕事が駄目になると生活自体が出来なくなってしまいます。
社会全体を考えてもサラリーマンだからといって安心出来ません。
毎月の給料が保証されていると思いがちですが、今の世の中ですからいつ会社が潰れるかわかりません。
自営の場合は、状況が全て見えていますし、自分で危険を回避していくことも可能ですが、サラリーマンにはそれが出来ないので、むしろ危険だとも言えます。
寝耳に水で、収入が断たれるからです。
そんなことが珍しくなくなった時代ですが、アベノミクスが決定的に失敗したと分かった時には、連鎖反応で経済状況は更に悪化するでしょう。
僕が何年も前からこうなると最悪だと言い続けてきたことが現実に起きつつあります。
年末年始にありとあらゆることが更に悪い方向へ大きく動きそうな気がしてなりません。
天災と人災が頻発する中で、経済と治安がどんどん悪化していく。
そんな最悪のシナリオが現実化しつつあります。
邪霊の思い通りにことは進んでいるのです。
大切なことは唯ひとつ・・・・・。
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