1558th  ルパンⅢ世 | おはこの「大切なことは唯ひとつ」

おはこの「大切なことは唯ひとつ」

人は何のために生まれてくるのか。
そして、何のために生きるのか。
10数年ほど前のある日、僕はこの人生最大のテーマに対する一つの答えを見つけることができました。
「大切なことは唯ひとつ」だったのです。

先日、東京で行われた霊的集会に参加させて頂いた時に山手線に乗ったのですが、電車広告で実写版のルパンⅢ世の宣伝が多いので驚きました。

また、実写版が製作される時の峰不二子は必ず藤原紀香さんがやられると思っていたので、配役に違和感も感じました。

実は、僕は、中学の頃からルパンⅢ世のファンなのですが、その変貌については、非常に不満を持っています。

20代の頃、いつも一緒に遊んでいた方もルパンⅢ世の大ファンで飲みながらよくルパンⅢ世が劣化していくのを嘆いていました。

テレビシリーズであれば、最初のシリーズのみ。

映画は、「ルパンVS複製人間」と「カリオストロの城」。

これだけが、名作であり、他は全て駄作だといつも話していたのです。

理由は、コミカルな部分のみを強調し過ぎて、ルパンⅢ世シリーズの一番良いハードボイルドな部分がほとんど無くなってしまったからです。

最近のシリーズは、そのような批判に対処してか、少しずつ昔のシリーズに戻りつつありますが、残念ながらストーリーが面白くありません。

日テレがたまに特番で放送していますが、あまり真剣に見なくなってしまいました。

二番目のテレビシリーズでは、宮崎駿さんも監督をされておられますが、なんと言っても最高傑作と言われている「カリオストロの城」こそ、彼の作品なのです。

偶像化され、キャラクターだけが使われているけれども、中身は全く違うものになってしまったルパンⅢ世シリーズですが、宮崎駿さんは、この「カリオストロの城」で作りあげた基本的な路線を、その後の「風の谷のナウシカ」でも継続し、やがて世界中で絶賛される監督となっていかれるのです。

さて、ルパンⅢ世シリーズほど世界観が作品によって異なるアニメは非常に珍しいと思います。

通常は、原作者が厳しく注文をつけることが多いので、あまり世界観が変るということはないのですが、原作の漫画がアダルト向けであったためか、テレビ化される時にかなり原作とは異なる世界観になりました。

そして、その延長戦上にあるのが「ルパンVS複製人間」であるのですが、「カリオストロの城」は完全に宮崎駿さんの世界です。

そして、その後の目も当てられない劣悪なテレビシリーズがあり、最近の回帰を狙っているもののもう一つぱっとしない特番のシリーズです。

一つの作品が、時の流れや世間のニーズによって、たった数十年でこれほどまでに変ってしまうのです。

宗教も似ていると思います。

地上に降りられたキリストの教えであっても、その後教えはどんどん変っていきます。

キリスト教は挙句の果てに物凄く多くの方々を殺すことまでやってしまいました。

だから、どんなに素晴らしい教えも後世へと正しく伝えることは不可能なのです。

現代のように紙だけでなく、データで何でも残せる時代になっても同じです。

結局は、それを解釈する人によって、具体的な教えは異なり、時には全く反対の結論に至ることも珍しくないからです。

だからこそ、地上の人は、自分自身の霊的感性で何が正しいかを感じるしかないのです。

今、神伝の法が地上に示され、教えではなく、技法を伝承していこうとしているのは、そのような理由があるからです。

もちろん、肉の身体と脳を使っている地上の人間は完全ではありませんが、神伝の法を正しく実践し、日々の生活における修行に負けることがなければ、霊的真実の一端を掴むことが出来るのです。

細かいあれこれを言ったり、失敗を非難されても、地上の人は何も分かりません。

そして、それを言う人間も完全ではないのです。

神伝の法を後世に残していく。

これしかないのです。

大切なことは唯ひとつ・・・・・。 


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