1146th  思い込み | おはこの「大切なことは唯ひとつ」

おはこの「大切なことは唯ひとつ」

人は何のために生まれてくるのか。
そして、何のために生きるのか。
10数年ほど前のある日、僕はこの人生最大のテーマに対する一つの答えを見つけることができました。
「大切なことは唯ひとつ」だったのです。

カネボウの美白被害で社長が会見をしたようですが、2年も前から消費者から指摘があったにも関わらず、ご本人の病気だと思い込んで、ここまで被害を拡大させてしまったようです。

社員の被害者もかなり多いので、身体に直接影響のあるものを商品としている大企業の経営者としては、驚くほどリスクマネジメント意識がない方だなとちょっとショックを受けたのですが、そのような経営者は少なくないのかも知れません。

ただ、渦の中にいると渦が見えないというのも大企業の経営の難しさでもあります。

要するに、社内常識のようなものがあって、今回被害を出した美白商品が肌に悪い影響があるなどということは絶対に有り得ないという報告を担当役員や商品開発の責任者から説明を受けていたでしょうし、消費者からの指摘も毎日のように大量に発生しているモンスタークレーマーの一つだという認識しかなかったのでしょう。

それを彼は思い込みという言葉で表現しているわけです。

化粧品や食品などの企業トップとしては、誠にお粗末でしばらくの間マスコミに叩かれ続けるでしょうが、思い込むにはそれなりの理由があり、そこにはまってしまったというのも事実だと思います。

人は思い込むのです。

残念ながら、地上の人々の多くは物質界のみが全てで、幽質界が存在し、自分自身も幽質界の霊魂であるということなど有り得ないと思い込んでいます。

或いは、神様はちゃんと自分のことを見て下さっていて、地道な努力をすれば、必ず報われると思い込んでいます。

霊的進歩向上に対する努力は報われるでしょうし、守護霊や指導霊は最善を尽くして応援して下さるでしょうが、地上の価値観における努力はそれがどんなに世間で評価されるものであっても、霊的な価値がなければ、守護霊や指導霊は応援してくれません。

まして、神霊や至上の神が物質界の霊的にはなんの価値もないことに関わりを持たれることはありません。

しかし、人は思い込むのです。

いや、思い込みというのは、今回の場合でも、どんな場合でも、思い込みたい方向へ思い込むのです。

人は、結局、自分にとって都合の良いことや自分の信念に沿うことを信じたいのです。


さて、このブログを読まれて何かを感じられた方は、是非、今日からすぐに始められる霊的トレーニング を実践して頂き、水波霊魂学 早わかり わかりやすい霊魂学 霊魂通信(「霊魂イエス」「ムーの大神人」) 霊をさぐる 弁慶と弟子 ねこメット動画 (修行仲間の方々が作られた動画が全て見れます)などをご覧になって頂ければと存じます。

霊的修行者であっても、人間ですから思い込みはあります。

ただ、非常に危険なのは霊的なことに関して思い込むことです。

己の信念や正義が正しいと思い込むのです。

霊魂学は正しく、高級霊魂や神霊の存在を100%信じていて、霊的トレーニングなど修行も真剣に行い続けているので、何かが起こった時に、そこから発想する自分自身の考えや行動をも正しいと思い込むのです。

霊魂学が正しくても、具体的な事象に落とせば、そこには自分自身の主観や判断が大部分を占めるということをすっかり忘れてしまって、自分自身の信念やこだわりに沿った結論を得たいと無意識のうちに考えるので、必ず自分の考えや言動は正しいと思い込むのです。

それがあるラインを超えると高慢になってしまって、穴に落ちるわけです。

残念ながらそのような例は少なくありません。

大切なことは、肉の脳という極めて性能が悪いコンピューターを使っている以上、人はどんなに霊的修行者として成長していても、結局は大事な場面になればなるほど、思い込むということです。

それを避けることは出来ないでしょう。

僕個人は無理だと思っています。

当然、僕も思い込みます。

だからこそ、人は誰でも思い込むのだということを常に認識していて、自分自身でチェックするしかありません。

それでも、思い込みに思い込みを重ねることはあるでしょうが、致命的なミスをしたり、高慢になったりする可能性は最小限に抑えられるでしょう。

そして、ミスをしたら反省し、そのことによって他者に迷惑をかけたらきちんと謝罪するということが重要なのだと思います。

それが、人としての常識ですし、常識がなければ世間では絶対に受け入れられません。

世間に受け入れられなければ、霊的な活動は一切出来ないということです。

常識のない活動は世間の反発や批判を生むだけだからです。

渦の中に入り、使い物にならないようなコンピューターを使って判断しなければならないのですから、必ずハマる状況というのは訪れます。ハマった時は、ほぼ間違いなく思い込みます。

問題は、その事実を正面から受け止めて、自分自身でどうするかを考え、実行するしかないのでしょう。

依存心があるとそれは出来ません。

聞けば正解を教えてもらえるということに慣れてしまって、自分自身で判断する訓練をしなくなるからです。

人は普段から訓練していないことは、絶対に出来ません。


大切なことは唯ひとつ・・・・・。


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