差別という言葉からは人種差別ということを連想される方が多いかも知れませんが、日本では人種差別は少ないと言われています。
欧米などに比べれば確かに少ないのかも知れませんが、決っして珍しいことではありません。
在日朝鮮人の方への差別は今も根強くあると思います。
部落問題もそうですが、ご本人が一切関わることが出来ないことでの差別と言うのは、大変強い思いとなるようで、一生いろいろな場面で念を出したり、受けたり、とても辛い思いをずっとされるのだと思います。
僕の個人的な経験でも、ご本人にしか分からないとても根深いものを感じることが多く、重い霊的カルマが出来ているのだろうなと心配されます。
もちろん、心配したからどうこう出来るということはないのですが、タイミングが合えば霊魂学を紹介したと思うのですが、なかなかそのチャンスがありません。
人種差別はある程度レアケースだとしても、人は日々何らかの差別と常に接触しています。
貧富の問題は、誰かを見下したり、羨んだり、馬鹿にされたり、誰かよりはまだましだと考えたり、とにかく頻繫に感情を刺激しています。
地上の人は、いろいろな意味で差別なしでは生きていけない存在のようです。
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誰であっても、見下されたり馬鹿にされたりするのは嫌だと思うとともに、常に自分より恵まれない方を意識して、生きる礎としています。
そもそも江戸時代の士農工商の制度は、農民の精神的なフォローのために出来たようなものです。
そして、お金を持っている商人も一応フォローしておこうということで、その下の階級を作り、それが現代にまで部落問題として残ってしまっているのです。
あの世では、下の世界はともかくとしても、上の幽質界や霊質界において、相手を見下したり、妬んだりする感情と言うのは起きないのではないかと思います。
幽質界では貧富の差や容姿の差などは一切ないのですから、あるのは疑うことも無くはっきりした霊的レベルの差ですが、常に今よりも進歩向上しようと努力して少しずつでも上がっていっているのであれば、上の存在を妬むという発想が出ないような気がします。
地上と違って死ぬということがないので、時間の意味が物質界とは異なります。
このままではつまらない一生で終わってしまうと言う焦りや諦めのようなものがないので、努力をして上がっていけば良いだけだからです。
生存競争がないので、誰かと比べたり、誰かと争うこともありません。
ただ、地上の人間との交流がほぼ不可能になっている現状を考えると守護霊や指導霊の方々の仕事がなくなってしまって、霊的な進歩向上にも影響を与えているだろうなあとは個人的に推測しています。
それ一つとっても地上の状況は幽質界に深刻な打撃を与えているだろうと思っています。
いずれにしても、霊的修行者としては、出来ることを考えて、最善を尽くし続けるしかないのでしょう。
ところで、今回のテーマと全く関係のない話ですが、和歌山県で比較的大きな地震が続いているので、大地震が起こるのは東北や関東や中部ではなく、関西なのかなあと思って心配しています。
天災や人災はどんどん続くのでしょうからしょうがないとは思いつつも、僕も普通の地上の人間なので目先の生活がめちゃくちゃになるかも知れないと思えば気も重くなります。
大切なことは唯ひとつ・・・・・。
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