1020th  現実 | おはこの「大切なことは唯ひとつ」

おはこの「大切なことは唯ひとつ」

人は何のために生まれてくるのか。
そして、何のために生きるのか。
10数年ほど前のある日、僕はこの人生最大のテーマに対する一つの答えを見つけることができました。
「大切なことは唯ひとつ」だったのです。

起きてしまったことはリセット出来ません。

人生はやり直しがきくと仰る方がいらっしゃいますし、ある視点においてはその通りなのでしょうが、事実が変わると言うことはありません。

僕も父が亡くなった時は、その事実を知らされずに実家に戻れと言われたので、他に理由はないだろうと思いつつも現実であって欲しくないと願いながら家へと向かいました。

しかし、事実は事実。

当然のことながら何をどうすることも出来ず、その後は人生最大とも言えるような苦悩の日々を送ることになりました。

今であればあれほどの苦悩とは感じなかったのでしょうが、19歳の人生観では絶望以外の何ものでもない日々でした。

父の死以後、ありとあらゆることが最悪だと感じるようなことが連続して起きるのですが、現実とは思えないと考えても現実は現実でした。


地上で受け入れがたいような現実に直面した時に人はどうなるのでしょうか。

人それぞれそこからの生き方が問われるのでしょうが、実は問題なのは死後の話なのです。

地上の感覚からは死後なのですが、本質的には霊的生命体として通常の生活を送ることになるあの世においては、地上とは全てが異なるのですから、どなたにとっても受け入れがたい現実に直面することになるのでしょう。

特に下の世界に入ってしまうと納得できないということが多いかも知れません。

法則も価値観も違う中、誰かに守られることもなく、もちろん法律に守られることもなく、民主主義などというものもないのですから、その戸惑いというのは想像を絶するものだと思われます。

しかし、そこには現実があり、事実があるのです。

その時あなたはどうされるのでしょうか。


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地上で生きていても、幽体や幽気や間気がある以上、霊的な現実というものはあります。

霊的修行者の立場からは、その現実を知るには霊査しかないと思うのですが、多くの方はその内容を信じないでしょう。

自ら進んで霊査を受ける方でもその内容を信じないと言うケースがあるのですから、そうではない場合は、例えその内容を知らされることがあっても、信じることはないでしょう。

しかし、知ろうが知ろまいが、信じようが信じまいが、霊的な事実はあり、実は誰もがその現実に直面しているのです。

知らぬが仏で、知らなければそのまま永遠に知らないでいられるということであれば、それはそれで良いのかも知れませんが、残念ながら、地上での短い一生を終えるとそれをいやというほど思い知らされるというのが通常のようです。

自由意思と裏表に自己責任があると言われても、地上の生活はあまりにも過酷過ぎると思うのですが、今ある地上を作り上げたのも地上に降りた人類なのですから、どうしようもありません。

相変わらずおかしな事件ばかり起きていますし、個人的には邪霊に取り憑かれているのではと感じさせられる事件も多いのですが、それも現実であり、この傾向は今後加速度的に増えていくのではないかと思っています。

天災、人災、目白押しの中で、その現実を受け止めて、霊的な真実に向き合おうとされる方がどれだけ増えていくのだろうかと思っています。

結局、人類は霊的に目覚めることはないのかも知れません。

しかし、確定していない未来について、完全に諦めてしまうということも出来ないのです。

神霊やキリストというあまりにも偉大な方々が最善を尽くされておられるのに、自分だけ早々と諦めてしまうことなど出来ません。

結果を出さないことには・・・・・。


大切なことは唯ひとつ・・・・・。


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