772th  欲しいものは二つ | おはこの「大切なことは唯ひとつ」

おはこの「大切なことは唯ひとつ」

人は何のために生まれてくるのか。
そして、何のために生きるのか。
10数年ほど前のある日、僕はこの人生最大のテーマに対する一つの答えを見つけることができました。
「大切なことは唯ひとつ」だったのです。

オリンピックやももクロの話を書いていますが、熱狂は霊魂学の立場で見れば良いことではありません。

地上の人々が熱狂して発する念というものは、邪霊や未熟な霊魂に利用されるからです。

ただ、僕が先日ももクロのライブの様子を何時間も見て感じたことは、今の地上では二つのことを多くの方々は求めているんだなということです。

一つは、言うまでもなく御利益です。

誰もが地上の生存競争の中で、自分にとって都合が良い状態になりたいのです。

明日の食事の心配はしたくありませんし、住むところが安定していなければ落ちついて生活することが出来ません。

両方ともままならぬ状態になったことがある僕には痛いほど分かります。

ただ、実はそれだけではなく、苦しくて、将来に希望が持たない時だからこそ、勇気を貰いたい、明日への活力を貰いたいと強く思っている方々が非常に多いのです。

ももクロのユーチューブでのコメントやライブDVDへのレビューを見ているとそれを痛感します。

DVDを観ていて、涙が止まらなくなった。何度観ても泣ける。」

「朝9時から深夜の午前3時まで毎日働いて、帰りのタクシーでももクロを観るとなんとかがんばろうという気持ちになる。」

「何が彼女たちをここまでさせるのだろうか。」

「化け物。」

確かにテレビのバラエティ番組への出演やPVでは彼女たちの魅力は全く伝わりません。

2時間、3時間でも平気でハードなダンスを踊り、歌い続け、数曲歌うたびに深々と頭を下げる彼女たちのライブを見ないと、これらのコメントの意味は分かりません。

人と言う霊的生命体は、地上での生活と死と再生という負の連鎖を続けながら、完全に行き詰って、それでも何とか物質界の価値の中で、明日への希望を見出そうとしているようです。

さて、本日のブログを読まれて何かを感じられた方は、是非、今日からすぐに始められる霊的トレーニング を実践して頂き、水波霊魂学 早わかり わかりやすい霊魂学 霊魂通信(「霊魂イエス」「ムーの大神人」) 霊を知るために 弁慶と弟子 体験ー死後の世界 などをご覧になって頂ければと存じます。

物質的な価値観のみで明日への希望を持とうとして、そのために頑張るから、実はますます泥沼にはまっていくというのが、霊魂学の立場から見た結論です。

それをそのまま伝えると、今が苦しい、明日を何とかしたい、その先に対する希望を持ちたいという方々には、たとえそれが事実であっても、心に響くことはないでしょう。

物質界の価値しか知らない方々に分かってもらえるような工夫が必要だと思います。

誰と言うことではありませんが、自分の思いが正しければ、単にそれを発することが正義だと思い込んでいる方が多過ぎます。

もし、本当に自分の思いを相手に伝え、理解してもらいたいと考えるのであれば、相当深く考え、かなり練りに練って、それを実行するはずです。

そうでなければ、相手にわかって欲しいのではなく、それは、自分の都合、自我、ただ言いたい、自惚れ、存在感の誇示、そんな下らないものだと言われても反論の余地はないでしょう。

実際にそうだからです。

神霊や高級霊魂の方々は地上の人々が地獄へと堕ちる自由意思も尊重されておられます。

そこまで認めなければ自由意思だと言えないからでしょう。

今、物質的な意味であっても明日への希望を持ちたい、勇気が欲しいと仰っている方々に、それは本当の希望でも何でもないのだから、そんなことを望んでいたら下の世界に落ちるぞと言ってみたところで、誰も耳を傾けてはくれないでしょう。

結局、いかに調整しながら相手の方のニーズから大きくはずれず、しかしながら霊魂学の本質についてはきちんと伝える方法を考えるしかありません。

ヒントは、やはりひた向きな姿勢、真摯な思いにあると思います。

それらは作為的に表現出来るものではありません。

ももクロのライブのようにひしひしと伝わってくるものしか通用しないのです。

霊的修行者に対しては、それを具体的な行動で表現する方法を考えることを期待されているような気がします。

本物の幸せを得るために一歩踏み出すことこそが、明日という一日に対する大きな希望へとつながっていくことを伝えなければなりません。


大切なことは唯ひとつ・・・・・。


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