かいぶつになっちゃった | イラストレーターemkのらくがき日記

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イラストレーターemkのらくがき日記です。ときどきまれに刺繍を刺します。

ただいま、実家に帰省中です。もうすぐ2歳になる姪っ子に絵本を買ってきてと母に頼まれ(母にとっては初孫)思い出したことがあるので書き綴ります。


『かいぶつになっちゃった』作・絵 木村泰子 ポプラ社/昭和49年発行


むかしむかし、子供の頃にうちには基本的な名作童話の絵本はあったのですが、『100万回生きた猫』とか『ぐりとぐら』とかの創作絵本が全然なくて、唯一あったのが上記の絵本、『かいぶつになっちゃった』。

もーこれが子供心に怖くて怖くて、子供部屋の本棚の片隅に黒いオーラを放っていたのです。
家にある絵本に読み飽きてこの本に手をだすのですが、やっぱり怖かった…と読後は常にどんよりしてました。



で、久しぶりに読み返した訳なのですが、大人が読んでも十分すぎるくらい怖いという事がわかりました…。
三ページ目で既にこの怖さ(笑)飛ばしすぎ!!ヘタな子供はちびっちゃうよ!

○基本的なあらすじ○
ことりが屋敷に迷い込み怖い怪物が住んでいて襲われた!と森の仲間に伝えて、その怪物に対抗する為に動物達がくっついて大きな一つの怪物のような姿になり(この辺はグッピーっぽい)いざ屋敷に行くと怪物はいなくて、屋敷の中に生えていた竹の子をことりが怪物に見間違えていたという事が発覚。(えええええー!)
しかし、時は既に遅しで動物達の体はくっついて離れられなくなっていたのです…。



おおきな からだを

こわがって もう

だれも ちかよって くれない。

みんなは もりじゅうから なかまはずれ。

かなしくて かなしくて

ぽろぽろ なみだが こぼれた。




続きが気になった方は(まあ、タイトル通りですが…)絶版のようなので、古本屋か図書館などで探してみて下さい。
読んだことがある人に出会った事がないので、知ってる!って人はコメントください。