このブログを読んでいただいている方であればご存知の方もおられると思うが
ブロ友・山友のtakoさん(ブログ名:takoの山登り)から、
「冥土の土産に頼む」と称する無茶な楽しいお願いが年に1~2度舞い込んでくる
おもしろいオバお姉さんなので、仕方なく喜んでお願いを叶えてあげている
先日もグループLINE(tako、ゴマ、しゅう)に今回のミッションが送られてきた~
「忘年登山会 セッティング頼む!」
「雪の確立の高いところで!」
あれ~?
今回は「冥土の土産に~」が無かったぞー
了解、了解! 忘年登山会ね
忘年会といえば鍋?
雪が降りやすくて鍋パが出来る山といえば・・・・・
よし、決まり!
「祖母山Q合目小屋に11時集合❗️」
「鍋パーティーにします🍲」
「食材は持ち寄りで👋」
ゴマさんと相談し、他の山友さんらを誘って計6名で登ることに
自分とtakoさんは尾平登山口から、
ゴマさんら4人は神原登山口から入山しQ合目小屋で落ち合う予定
【2019/12/8 Sun】
6:20 夜明け前、まだ真っ暗な時間帯
ヘッデンを装着し、ひとつひとつマーカーを探しながら沢沿いのルートを登っていくのだが、
渡渉ポイントや荒れた場所でマーカーが見つからず悩む場面もチラホラ
しかし、こういう時に1人じゃないってのは本当に心強い
次第に夜が明けてくると山頂付近の稜線が見え始めた
ところが期待していた雪はおろか霧氷すら全くない、、、
昨日は霧氷があったらしいのだが何処へ消えてしまったのやら?
う~む、これはマズい、ひじょーにマズいぞ
上に登っても楽しみにしていた雪や霧氷が無いとなると黒金尾根は単に辛い苦行の道
マジでキツイ
出発から2時間以上かかってやっと標高1300mに到達
まだ牧ノ戸登山口と同じ標高かと思うと先が思いやられる
気を紛らわさなければ
ザク、ザク!バキ、バキ!
霜柱を壊しまくり「楽しいなぁ~」と自分に思い込ませる
途中、大きな氷柱に少しだけ癒されるもやっぱりキツイ
少し先を進んでいたtakoさんもペースが落ちてきた
出発から3時間·····
やっとの思いで天狗の分かれ縦走路との出合いに到着
分かっていたが霧氷のむの字も無い
何も期待せずとりあえず展望台に出てみると、、、👀
あっーーー
傾山側に雲海が広がってる
ここまでの疲れが吹き飛ぶ景色
大きな声で「ゴマちゃーん!」と叫ぶtakoさん
自分は叫ぶのが恥ずかしいのでストックを振ってみる
しかし反応が無い、、、
人違いだったようだ(笑)
あと少しで山頂というところでいよいよtakoさんのペースが落ちてきた
「あーきつい」、「脚があがらん」、「お腹へったー」
なんだ、シャリバテか~
聞けば朝から小さなパン1個しか食べてないって
鍋が食べたくて我慢してたらしい(笑笑)
心配なさそうなのでスズタケに隠れて待ち伏せして驚かそう
「わっ」
驚いた顔が面白すぎて笑えたよ
鍋まであと少し、がんばれ~
折角なので山頂下の展望岩にも寄り道
先ほどの雲海が消えかかって薄っすらベールのよう(モヤともいう)
左の大障子と前障子、中央奥の傾山へ続く稜線が綺麗だ
↑↑↑空腹に耐える図
そして山頂到着
辺りの景色を眺め散らかす
天狗岩~障子岳~古祖母
阿蘇の山は今日も元気良すぎ
景色を楽しんでいるのに横から「お腹減った!早く鍋を食わせろ」の声
滞在時間2分(takoさんは30秒)、Q合目小屋へいきますかね
その途中、薄っすら雪が残ってた
ほんのチョッピリでも雪は雪
お願いのひとつはこれで叶ったよね?
11:15 Q合目小屋に到着
少し遅刻してしまったがゴマさんたちもつい先ほど到着したそうだ
すぐに忘年会開始
takoさんを驚かすために「ハーブ豚の肉タワー鍋」を作ってみたよ
あっ!特製の塩豚も持ってきたのに入れるの忘れてた
他にも、、、
takoさん手作りの「レンコン鶏つくね団子鍋」
ゴマさんの「ボリューム満点ゴマ豆乳鍋」
〆はチーズリゾットとサリ麺で
デザートは皆で持ち寄った苺大福、りんご、柿、バナナケーキと紅茶
そういえば食前酒にホットワインも飲んだっけ
小屋滞在2時間
食べすぎて体が重い
下山は宮原コースから
名残惜しいが暗くなる前に下山しなければ
こちらは気持ちの良いコース
黒金尾根にくらべればロープ場もチラホラあるので楽しい
袋を被せずに作るリンゴで12月のこの時期しか食べられない(お正月頃には蜜が消えてしまうらしい)
この季節限定の蜜と上品な甘い香り
takoさん、ありがとうー\(*ˊᗜˋ*)/♡
ちなみにtakoさんは・・・
翌朝8時にはブログアップ Σ(゚д゚;)ハヤッ
家に帰り着いたのは夜中だったはず、、、
睡眠3時間で祖母山登ってるのに、、、
呆れるほどの超人鉄人ですな(-_-;)
例によってノークレームでお願いします( ̄▽ ̄)
では