純米の味わい ![]()
あと少しで4月の春爛漫・・・暖かくなった季節に飲む日本酒は格別です。![]()
私は年間に“1石飲み”に届くほど日本酒が好きです。中でも純米酒が好きで年間を通して国内の味わい深い酒を探して飲んでいます。![]()
さて、日本酒が一石というと、どのくらいの量なのか・・・わかりますか?
つまり一升瓶が5日で空になる計算で、年間73升を飲むことです。![]()
酒というと、昭和の終わり頃から新潟県の淡麗酒の爽やかな喉越しに人気が集まっていましたが、数年前からはこれまであまり知られられていなかった全国の銘酒が話題に上るようになっています。![]()
私が今年になって飲んだ日本酒で、美味いと感じた酒ベスト6を紹介します。![]()
第1位
「天狗舞文政六年・純米酒」~車多酒造(石川県白山市)
山廃造りを信条としている車多酒造の純米酒は、白い器に注ぐと茶色の酒が出てくるので初めての人は驚きますが、飲んでみると旨味が凝縮された味わいに誰もが舌を鳴らさずにはいられなくなる逸品です。![]()
第2位
「梧乃越州・純米大吟醸」~朝日酒造(新潟県長岡市)
朝日酒造といえば「久保田」が有名ですが、「越州」の味わいは久保田に勝るとも劣らない酒で、甘味から酸味、そして旨味と味わいの変化を感じさせてくれる酒なのだ。

第3位
「墨廼江・純米吟醸」~墨廼江酒造(宮城県石巻市)
規模の小さな蔵ですが、少ない蔵人が心を込めて丹念に造る酒には心が宿っている。特別純米酒は、米の旨味をじゅんぶんに残しながら、飲み飽きしない製品に仕上げており、食中酒として冷やでも燗でも合う酒です。![]()
第4位
「赤城山・純米大吟醸」~近藤酒造(群馬県みどり市)
フルーティーで上品な吟醸香と気品高い旨味は、まさに最高峰の日本酒に相応しい絶品の味わいであり、贅を尽くした技術の結晶はできれば冷やして飲んで欲しい酒です。
第5位
「鶴齢・純米吟醸」~青木酒造(新潟県塩沢町)
「鶴齢」とは淡麗なのに旨口、そんな矛盾するような酒質は、仕込みに巻機山の伏流水を使用していることも要因の一つかもしれません。![]()
第6位
景虎・純米吟醸」~諸橋酒造(新潟県長岡市・栃尾)
有機米と超軟水の仕込水そして蔵人の卓越した技で仕込まれた純米吟醸酒です。
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以上がベスト5です。全て純米酒ですがグレードはそれぞれ違います。評価の基準はあくまでも飲んだときに感じた味わいを、自分で「美味い」「好きだ」と感じた順位です。
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