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「はじめに」

 

 

 

昨日の診察ではさちが気になっていたことを改めていろいろと訊きました。

特に手足の痺れに関してはどうにもならなく・・・。

手足だけでなく、右半身全体の痺れが続いているんですね。

 

会社などで人と会うことも最近は増えましたが、いたって普通なので

見た目には分かりません。

僕もそれは分からないですし・・・。

 

それと最近は口が乾くことや目がまぶしいことなど。

夜に助手席に乗っていると前の車のテールランプがまぶしくて目を閉じています。

 

右半身の体の痺れに関しては、昨年の悪性リンパ腫の画像を見ながら、

「これだけ大きな脳の細胞を潰したわけだから、やはり後遺症が出ます。

 これは致し方ないことで付き合っていかなければならないでしょうねぇ。」

とのことでした。

 

これはひとつの答えが出た気がしました。

 

他の症状に関しては、多発性硬化症の先生に訊いてみて下さいとのこと。

多発性硬化症のお薬をそろそろ投与していくという話が出ていまして、

そのことについて訊いたのですが、

「とても難しい薬でどうなるか何とも言えない。」

と。

 

悪性リンパ腫と多発性硬化症との兼ね合いですが、やっぱりさちのケースは

世界中を見渡してもさちしか患者がいないわけだから、先生たちにも難しい

判断のようです。

 

後遺症に関してはもう付き合っていくしかないです。

だから割り切って前を向いてやっていくというか。

 

確かに痺れや今まで無かった体の違和感というのはつらいと思います。

けども、つらいつらいと思って生きていくのか、再発を恐れてビクビクしながら

ふたりで引きこもりのように生きていくのか・・・。

 

「いまは命があるわけだし、まずは2年、そして5年の人生を充実させながら

 楽しいことを見つけて生きていった方がいいよ。

 人間の細胞は日々生まれ変わるんだし、どうせならポジティブな細胞を生んで

 後遺症を感じない細胞をさちの体で生み出せばいいんだよ。

 ネガティブな細胞を生み出してまた再発になったらその方がつらいじゃん。

 それこそ細胞レベルで元気な体にすればいいんだよ。

 人間って強く願えば願いが叶うっていうし、嘘でもいいから元気元気って

 思ってれば元気になるよ、病は気からっていうしな。」

 

もう精神論というか、人間最後は気の持ちようと言いますかね、

笑ってがんが消えたって話も聞きますから、ここはさちに頑張ってもらって

ポジティブな細胞をガンガン生み出して欲しいです。

 

これはもう本人にしか出来ないことなので・・・。

僕がいくらしつこく言ってもさち自身がネガティブになったらダメなので。

 

まぁ、もともと前向きな性格なので何とかして今の状況というか、

この後遺症を乗り越えていきたいです。

 

一歩一歩、少しずつでいいから前に進んでいけたらと思います。