このブログを開設したのは、妻のさちが自分の病(多発性硬化症)について

書かれているものをよくネットで調べていたのを聞いていたからです。

自分の症状に合った治療はどれがいいのか、薬の投与によっての副作用とか、

そういうものをいろいろと調べていたのを横で見ていたからです。

 

今後、さちと同じ多発性硬化症で苦しむ人がいたら、このブログが何かしらの

参考になればそれはそれでいいのですが、

多発性硬化症から脳の悪性リンパ腫になってしまったケースの人への

参考になれば嬉しいです。

 

 

主治医の先生から、

 

「このケースは初めてです。

過去に1件だけ例はあるのですが、そのケースは亡くなってから分かったのです。」

 

ということを言われました。

 

生きていてこのケースになってしまったのは、

妻のさちが日本では初めてということになります。

そういうこともあって、これは今後のためにも残しておかなければと思い、

このブログを開設することにしました。

 

さちが入院したのが、1月10日で今日は2月20日です。

丸1ヶ月以上が過ぎました。

 

コロナ禍ということで、お見舞いにも行けません。

親や身内、友人たちもお見舞いに行きたくても行くことが許されません。

 

つらく、悲しいブログにだけはしたくないと思っています。

今の時代、ふたりにひとりはガンになると言われています。

 

そんな中で日本で初めてということは、それはそれで凄いことじゃないかと、

前向きにとらえているのです。

 

僕たちふたりではなく、これをお読みになっている方と一緒に豊かな人生を

歩んでいけたらと思っています。

 

人生というのは、生きているいまが一番若いと言われます。

過去は変えられませんが、未来はいくらでも変えることが出来ます。

後悔のない人生を送りたいといつも思ってきました。

だから今のところ僕らの人生に悔いはありません。

これからの人生も悔いのないよう、日々幸せを感じながら生きていきたいと

思っています。

 

僕自身の心を保ちつつ、記憶の新しいうちにこの怒涛の1ヶ月を振り返りながら、

まずは記していきたいと思います。