当ブログが初めての方はこちらからお読み頂けたらと思います。
この日はさちの親友ふたりが自宅に遊びに来てくれました。
確か、悪性リンパと告知された日だったと思います。
「ふたりにも連絡した方がいいよ。」
と伝えました。
元気な時にはちょこちょこ連絡を取り合っていたので、きっと長いこと返信を
出来ていない状況だろうし、現状をお知らせした方がいいと思いまして。
さちの方から連絡したすぐあとだったか、ひとりは会社の電話番号を調べて
直接かけてきてくれて、もうひとりはフェイスブックからメッセージが入りました。
お二方ともラインの返信にビックリしたようでした。
まともな文章じゃなかったから、あの状態だと誰でもビックリすると思います。
一時退院の時に是非とも会いたいと言ってくれたので、さちも喜んでいました。
平日の午後の3時間くらいだったでしょうか。
僕も少しだけお会いすることが出来ましてね、久し振りでした。
この時に持ってきてくれたのが、ウィッグでした。
さちの髪質に合うカラーのもの、長さの違うものなど、全部で6つ?だったかを
持参してくれまして、鏡で照らし合わせていたそうです。
実際にさちはこの後、抗がん剤治療での副作用である脱毛に悩まされるので、
この時点で用意してくれて良かったです。
こういう時に励みになるのは親友だと思います。
実は僕の親友も悪性リンパ腫と闘っていまして(この件については改めて書きます)、
僕ともうひとりの親友のふたりで少しでも力になれたらといろいろと動きました。
それは今でも続いています。
さちの友人関係と一緒ですね、ふたりだけじゃなくて、3人だといろいろと
知恵も湧いていい感じになります。
3人とも別れ難かったのか、泣きそうになっていました。
実際にさちはふたりが帰ったあと、
「ふたりとも優しくて嬉しいね。」
と言って泣いて抱きついてきました。
さちのこの一連の出来事で僕も涙もろくなってしまい、
もらい泣きしてしまいました。
次回の一時退院の時はウィッグを作りに行こうと話しています。