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「はじめに」

 

 

 

 

今日は胃の調子が良くないということで静かにしていたそうです。

 

僕もこの日はヤボ用でちょっと出ていまして、帰宅してからラインをすると、

さちから、

「電話して!」

と返事がきたので、すぐに電話にしました。

 

電話のできるスペースにいたそうで、しばらく話しました。

まずは抗がん剤治療のクールのことなどについて話して、それからさちは、

同じ病室にいる認知症の人のことでちょっとストレスが溜まっているようで、

とても饒舌に喋っていました。

 

「ちょっと静かにしてください。」

と言ったそうです(笑)

さちにしては珍しいことで、その人が、

「犬はいませんか?」

と言ってきたらしいので、

「犬はいませんよ~。」

と言い返したり、

「猫は、猫?」

と言ってきた時も、

「猫もいませんよ~。」

と言ったらしいです(笑)

 

僕は、

「きっと犬や猫を飼ってたのかも知れないね。」

と言うと、

「そうだね~。」

と明るい口調でかえってきました。

 

言葉にしても喋ることにしてもかなり良くなっていて、僕は話を聴きながら内心、

「さち、絶好調だな、もっともっといっぱい喋ってもらおう!」

と思って、たくさん喋ってもらいました。

 

もちろん、所々で言葉につまったり、喋りずらそうな時もあるのですが、

急速に回復しているように感じて嬉しくなりました。

 

認知症の人には悪いですが、さちのストレスになってはいけないという思いが強いので、

「ブツブツ言ったり、うるさかったりしたら、遠慮しなくていいから、

静かにして下さいって言っていいんだぞ、どんどん言っちゃえ!」

と言いました。

 

さちは、

「でもさぁ、言ってもボケるんだよね~。まぁ、少し慣れてきたよ。」

と(笑)

 

さちがストレスにならず、環境に慣れて、治療も順調に進むことを願うばかりです。