LARS ERIC MATTSSON'S VISION/Vision…1992年 | 車通勤メタル!

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児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

フィンランドのギタリスト、

ラーズ・エリック・マットソンのバンド、

VISION名義としては1作目のアルバム。

 

このVISIONを結成する前に

ソロ作品も何枚か出していますが、

当時のギタリストのソロ作品には珍しく、

早弾きひけらかし作品ではありません。

 

このVISIONの1stも含めて

当時何枚か買ったんですが、

期待していた早弾きネオ・クラでは無かったんで、

まとめて売っちゃっいましたね。

なので今回中古で安かったので再購入であります。

 

で、聴いて思い出したんですが、

これ、結構良い曲が入っているんですよね。

僕の期待と違ったというだけで、

そんなに悪い印象は無かったんですが、

改めて聴くと、やはりなかなか良いアルバムです。

 

正直ラーズのギター・プレイ自体は

あまり聴きどころは無いんですが(苦笑)、

メロディ・センスがあり、

歌、ギター共に心地よく聴けます。

 

ヴォーカルのコニー・リンドの声は

どこかゲイリー・バーデンを連想させる

なかなか味のある歌声であります。

 

変な話、

ゲイリー・バーデンを上手くしたような感じです(笑)。

 

疾走曲も無く、

早弾きもほとんど無いので、

刺激はあまりありませんが、

なかなか完成度の高い、

心地よい1枚ですね。

 

1曲目の「I'm Your Fool」は

哀愁たっぷりのメロ・ハーの

名曲と言ってよい素晴らしい曲。

 

ただ1枚トータルで聴くと、

似たようなタイプの曲が多く、

「I'm Your Fool」ほどの

良いメロディの曲が無いので

そこが残念ではあります。

 

あと、バラード曲の

「Never Set Me Free」も

哀愁たっぷりで

なかなか良いですけどね。

 

まあ結局1曲目にこのアルバムの魅力が

凝縮されているので、

それで完結してしまいます。

 

そうそう、

それでこれ

売っちゃったんだった、

思い出しました。

 

でもね、

この「I'm Your Fool」のために買っても

損は無い作品だと思います。

後半も雰囲気的には良いので、

普通に良質のメロ・ハー作品

と言えるでしょう。

 

しかしこれを聴いた頃は、

まさかラーズがこれだけ

息の長いミュージシャンになるとは

思わなかったですね~。

 

☆「普通に哀愁メロ・ハーの良作」…☆☆☆☆☆☆☆星7つ!