ドイツのパワー・メタル・バンドの
2ndアルバム。
いや~、これは面白いバンドでしたね。
これぞB級メタルの極みと言える、
マニア必聴盤であります。
…と言いつつも、
当時は結構聴きながらも
「もう聴かないかな」と思い、
売っちゃったんですが(汗)、
また聴きたくなって買っちゃいました。
クラシック要素を散りばめた
ジャーマン・パワー・メタルで、
展開もよく練られていて、
なかなか面白い作品です。
ただ惜しいのは
ヴォーカルであります。
ブレイズ・ベイリーのような
野太く野暮ったい歌は、
この音楽性にはミスマッチですね。
もし透明感のある
ハイトーン・ヴォイスだったら、
かなり印象は違ったんじゃないですかね。
1曲目のイントロから
バッハのフレーズそのまんまで、
ネオ・クラ・マニアは
期待をせずにはいられないオープニング。
タイトルが「Part of Me(J.S.B.)」となってますが、
J.S.Bとはもちろん、ヨハン・セバスチャン・バッハのことであります。
その通りバッハのフレーズを散りばめた曲ですが、
歌がなぁ…と、どうしても思ってしまいます。
90年代はこういった
「惜しいバンド」「惜しいアルバム」
がたくさんありましたが、
このあと一歩というところが
逆にマニア心をくすぐるのも事実。
この次にリリースされた
ライヴ盤もついでに買ったので、
こちらも続けて勢いで聴こうと思います。
あ、広くはおススメしません。
マニアの人は楽しめます。
そういう世界です(笑)。
☆「典型的な不完全燃焼盤。でもそれが逆に楽しかったり…」…☆☆☆☆☆☆☆星7つ!