久々に聴いたブラガ。
2002年リリースの7thアルバムであります。
4thアルバム「Somewhere Far Beyond」までは
割と楽しんで聴けたんですが、
5thアルバム「Imaginations From The Other Side」で
僕にはあまりに暑苦し過ぎてリタイアでした(笑)。
ラプソディも十分暑苦しいし大げさ過ぎるんですが、
ブラガのそれはどうも僕には合わないようで…(汗)。
しかしあのQUEENの名作と同じタイトルという
大胆さに惹かれ、
この度購入…。
元々オペラ的要素も強いバンドなので、
タイトルもまあそのまんまと言えば
そのまんまなので許せます。
逆に許せないのがジャケット。
この方向性にこのタイトルなら、
それこそ今までの雰囲気のジャケが
ピッタリはまるはずなのに、
よりによってこのコミカルな絵柄は
ちょっと解せないですね。
さて、肝心の音なんですが、
以前に比べて更に造り込みが緻密で、
音像の分厚さが凄いです。
ただこれは評価が分かれるところで、
造り込みが凄い分、
以前にあった荒々しさや疾走感は
大きく減退。
これはまさにオペラを聴くように
腰を落ち着けてじっくり聴くのが
正しい聴き方なのかもしれません。
あとは印象的なメロディが少ないのも
マイナスポイントですかね。
聴き込めば違うんでしょうが、
このバンドの音は疲れちゃうんですよね、
僕には(笑)。
ただ大抵オペラ的なものを作ろうとすると、
色々なタイプの曲を
ゴチャゴチャ入れたりするパターンが多いんですが、
このアルバムはあくまで
ブラガの音楽性は変えずに
最後まで突っ切っているところがエライ所。
逆にその分同じタイプの曲ばかりなので
中盤ダレますが、
本編ラストを飾る14分超えの大曲
「And Then There Was Silence」には
圧倒されます。
まあとにかく
何を期待するかによりますかね。
クオリティは圧倒的に高いので、
あとは好みの問題です。
☆「こだわりが凄い。それに付き合えるかどうかが問題」…☆☆☆☆☆☆☆星7つ!
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