VENGEANCE/The Last of The Fallen Heroes…1994年 | 車通勤メタル!

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児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

オランダのメタルバンドと言えばVENGEANCE!

と、僕のようなオジサンは思ってしまう訳ですが、

世間的にはたぶんそうでは無いでしょうなぁ(笑)。

 

あとはエイドリアン・ヴァンデンバーグぐらいしか

思いつかないんですが、

最近ではEPICAとかWITHIN TEMPTATIONとかの

シンフォニック系が強いんすかね。

 

そう言えば

ヴァレンタインとかヴァレンシアとかも

オランダだっけ…。懐かしいなぁ。

 

それはともかく、

80年代は元気な存在であった

VENGEANCEですが、

90年代に入ってからは大苦戦。

このアルバムは解散後に出された

ちょっと悲しい1枚。

 

当時ヴォーカリストが

レオン・グーヴィーから

イアン・パリーに替わり、

制作したもののリリースに至らなかったという

言わば蔵出し音源でもあります。

 

さすがにイアンの歌は上手く、

アルイエン・アンソニー・ルカッセンが

奏でるギターも美しい。

お蔵入りするにはあまりにも

勿体なさ過ぎる完成度であります。

 

当時は日本でのみリリースというのも

マニア心をくすぐりますが、

日本のレコード会社の執念を感じますね(笑)。

 

その後この作品は海外でもリリースされ、

2000年代に入って

バンドはめでたく復活したようです。

 

イアンはこのアルバムのみ参加で、

レオンが復帰しているようです。

単純に歌の上手さで言えば

イアンの方が上ですが、

元々VENGEANCEの持ち味でもあった

楽しい雰囲気はイアンの存在が大きかったので

本来の形に戻ったということでしょう。

 

さて、色々な意味でマニアックな作品ですが、

完成度は半端なく高いという

悲しくも物凄い1枚ですが、

相変わらず日本での知名度は低いですね(苦笑)。

まあ僕もこのバンドが復活していたのを

知らなかったぐらいなので仕方ありませんが…(汗)。

 

☆「まさに幻の名盤と言いたくなる1枚」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9つ!