BOOK OF REFLECTIONS/Book of Reflections…2004年 | 車通勤メタル!

車通勤メタル!

児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

古くからの北欧メタルファンにはお馴染み(?)の

ラーズ・エリック・マットソン率いるバンドの1stです。

 

実は北欧メタルファンを自認していながら、

最近のラーズの活動は全く知らず、

勝手に消えたと思っていたんですが(汗)、

えらい精力的に活動しておりまして、

いや~、勉強不足(苦笑)。

 

今や自身のバンドだけでなく、

LION MUSICの主催者として

幅広い活動をしていますね。

なかなかマニアックで面白いレーベルです。

 

このBOOK OF REFLECTIONSは

そのLION MUSIC人脈で固められたバンドのようで、

何と言ってもヴィタリ・クープリの参加が

最大の注目ポイントであります。

 

方向性はネオクラ要素の強い

プログレ・メタルといった所。

唐突な展開は正直好き嫌いが分かれますかね。

ちなみに僕はこういうの大好き(笑)。

 

ヴィタリが弾いていることもあって、

RING OF FIREやARTENSIONに近い雰囲気があります。

WUTHERING HEIGHTSやADAGIOなんかにも

通ずる方向性ですね。

なのでネオクラ大好きでも

変拍子多用が駄目な人は駄目かも…。

 

ただ今あげたバンドと決定的に違うのは

ラーズとヴィタリを除くメンバーの力量ですかね~。

特にヴォーカルの弱さはちょっと残念。

数名参加していますが、どれも同じような声質で

パンチに欠けます。下手ではないですけどね。

 

ドラムも音の抜けが悪く、

複雑な展開の時はちょっと下手に聴こえてしまいます。

もしかしたら本当に下手なのか…。

ただ方向性としては大好きなので、

そういう所が気になってしまいます。

 

それでも1~4曲目の

アップ・テンポの曲でたたみかける展開は

素晴らしいし、

妙に強引な展開も

聴き慣れると非常に面白く感じます。

 

その後も何枚かリリースしているので、

この1stの問題点は改善されているかもしれません。

あとラーズのソロ名義でも何枚か出しているんで、

それも含めてチェックしていきたいです。

 

ネオクラ・プログレ・メタルという時点で

聴く層は非常に限定されてしまいますが、

僕の中ではまた楽しみなバンドを

発見しちゃいましたね。

 

それにしても

変なメロディ、変な曲です。

それでも妙に耳に残る

キャッチーさがあるという

不思議な音楽です。

 

☆「ネオクラ系でも異端の変なバンド」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9つ!

 

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