DGM/Different Shapes(DGM/ディファンレト・シェイプス)…2007年 | 車通勤メタル!

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児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

イタリアのプログレ・メタル・バンドの

6thアルバムです。

 

イタリアのDREAM THEATER、いや、

どちらかと言えばSYMPHONY X寄りに

なったという感じですかね。

 

1曲目の「New Life」なんかは、

そのまんまSYMPHONY Xのアルバムに入っていても

違和感ナシの、カッコいいナンバーです。

 

このアルバム制作を前に、

オリジナルメンバーのディエゴ・レアリが脱退。

そこまでこのバンドに思い入れの無い僕としては、

あまり変化は感じず(汗)、

ギター・ソロも心地よく感じます。

 

オリジナルメンバーの頭文字を並べた

DGMというバンド名はもはや無意味でありますが、

今現在もこのままですね。

あまりインテリジェンスを感じないこのバンド名を

変えるならこのタイミングだったんでしょうけど(笑)、

まあここまでの存在になると

バンド名を変えるのも冒険ですよね。

 

イタリアのメタル・バンド特有の

暑苦しさは全く感じず(笑)、

むしろ優等生的。

クセの無い正統派プログレ・メタルです。

 

ただ比較的アグレッシヴな作風で、

6曲目の「Peace of Mind」では

デス声&ブラストビートまで飛び出します。

これもなかなか良いですね。

 

しかしこの変幻自在のヴォーカル、

ティッタ・タニもこのアルバムを最後に脱退…。

このバンド大丈夫か?と思ってしまいますが、

後任のヴォーカルも評判は良いようで、

今も全く問題無く活動中のDGM。

良いバンドには間違いありません。

 

近年のプログレ・メタルにありがちな

無駄に複雑で長いというような

間延び感は無く、

カッチリとした出来は

このバンドならでは。

 

この先どれだけメンバーチェンジを

繰り返すのか予想もつきませんが(笑)、

方向性は変えずに頑張って欲しいバンドです。

 

☆「正統派プログレ・メタルでありながら、コンパクトで爽快な出来」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9つ!