アクセル・ルディ・ペルの懐かしいライヴ盤。
ヴォーカルはジェフ・スコット・ソートですね。
90年代のこの人の作品は
日本盤がリリースされていたんですが、
最近は輸入盤のみ。
だから若い人はもしかしたらこの人の
存在を知らないかも…(苦笑)。
音楽性はまさにRAINBOW的様式美メタルの王道といった感じ。
Mistreatedのカヴァーもリッチーになりきってやってます(笑)。
観客の歓声がダイレクトに収録されていて、
熱気が伝わってくるなかなか良いライヴ盤。
ジェフの歌唱はもちろん、
アクセルを支えるバック演奏も安定していて
素晴らしいです。
あ、ちなみにドラムはヨルグ・マイケルです。
ただ、問題はアクセルのギター・プレイ。
まあヘタウマ・ギタリストとして有名な彼ですが(笑)、
久々に聴いたけど、やっぱり上手くない…。
これがこの人の何とも言えない魅力ではありますが、
この辺りがクオリティにこだわる日本人に、
今ひとつウケが悪い要因かも…。
しかし日本盤が出なくなっても、アクセル本人にとってはどこ吹く風。
ヨーロッパでの活動は順調そのもので、今でもほぼ毎年ペースで
アルバムをリリースしています。
演奏の力量がはっきり出るライヴ盤。
明らかにアクセルの演奏が一番ヘタだったりしますが(笑)、
それを憎めるか憎めないか、
それが分かれ道になります。
ちなみに、僕はこの人、憎めません(笑)。
☆「ジェフやヨルグといった実力派に囲まれて、リッチーになりきるアクセルのお茶目(?)なプレイが楽しめる憎めないライヴ盤」…☆☆☆☆☆☆☆☆星8つ!
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