スウェーデン出身のメロ・デス界の重鎮の6thアルバム。
90年代半ば、メロ・デスが流行りだした頃、
このバンドもチェックしておかないと…、
なんて思ってたら、今まで放置状態(汗)。
ちょうどその頃のこのバンドの最新作が、
衝撃の問題作と言われている5thアルバム「Crimson」だったので、
買うタイミングを逸してしまったという…(苦笑)。
「Crimson」は収録曲が1曲(約40分)という、
まあこのアルバムから手を出す訳にはいかないな、という作品。
その「Crimson」の次に出たのが、この「Inrernal」でございます。
全盛期の作品は知らないので、何とも言えませんが、
このアルバムを聴く限りはバリバリのメロ・デスといった感じは無く、
正統派メタルの雰囲気も感じます。
ヴォーカルもデス一辺倒ではなく、
クリーン・ヴォイスのみの曲もあり、
良いアクセントになっています。
まああまり上手くはないですが(笑)。
このアルバムを最後に、
中心人物のダン・スワノが脱退してしまうということで、
そこもある意味落ち着いた作風の要因かもしれませんね。
ダンは脱退後にNIGHTINGALEというプロジェクトを立ち上げていますが、
これが、EDGE OF SANITYで使えなかった曲を世に出そうという企画。
このプロジェクトの作品、「Invisible」は聴きましたが、
デス色皆無のメロディアスな正統派メタルでしたね。
デスの枠に収まり切れなかった
ダンの才能がEDGE OF SANITYからの脱退に至ったんでしょう。
そう考えると、バンド単位で進化、変貌していったOPETH、
一方ARCH ENEMYとSPIRITUAL BEGGARSの両立をしている
マイケル・アモットは偉大だな~、と改めて思います。
…あ、このアルバムのレビューじゃ無くなってきましたね(笑)。
まあそれくらいちょっと地味な作品ですかね。
悪くないけど、重鎮の作品としては普通過ぎるというか、
物足りなさはあります。
☆「普通過ぎて物足りない作品」…☆☆☆☆☆☆星6つ!
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