- 前々から気になっていたバンド。
どのアルバムから手をつけたら良いのか分からず、
とりあえずジャケ買い。
…いや、一番ヤバい感じがしたジャケットですが、
この不気味な表情に何故か惹かれてしまいました…(苦笑)。
スウェーデンの、一応プログレ・メタル・バンドと紹介されることが多いようですが、
お約束のDREAM THEATER的な要素は全く感じさせないバンドです。
いや、「プログレッシヴ(進歩的)」という本当の意味合いからすると、
これぞ真のプログレッシヴ・バンドと言えるかもしれません。
全体的に暗くて重い音像ではありますが、
メロディアスだし、キャッチーだし、
もちろんテクニカルだし…。
曲によってはラップ調あり、
はたまたダンス・ビートありと、
まあこの辺は僕は苦手なんですけどね(汗)。
色々な要素が絡み合って、
結果的にはどのジャンルにも属さないという、
本当に不思議なバンドです。
1、2曲目はラップ調の声が入っていて
「こりゃ、やっちゃったか?」と焦りましたが、
3曲目の「Cribcaged」は哀愁漂う美しいナンバー。
掴みどころの分からないバンドだなぁ、なんて思っていたら、
5曲目の「Disco Queen」は何とダンス・ビート!
ますます分からない…。
6曲目の「Kingdom of Loss」は再び抒情的なナンバー。
7曲目の「Mrs Modern Mother Mary」は独特の浮遊感と
変拍子がクセになる不思議な曲と、バラエティに富んだ展開。
その後も掴みどころが無く終わってしまうという、
う~ん、やっぱりちょっと苦手かな。
凄いバンドですけどね。
結局一番面食らった、ダンス・ビートバリバリの
「Disco Queen」が一番気に入ってしまったという、
やっぱり不思議な作品であります(笑)。
☆「何とも掴みどころの無い不思議な音楽。個人的には苦手」…☆☆☆☆☆☆☆星7つ!
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