- SBBという、
- 何のイマジネーションも湧かないバンド名。
そして「WELCOME」という安直なタイトル。
更にえらくお寒い感じのジャケと、
第一印象は最低ランクの1枚。
…ですが、
これが実にスンバラシイ作品なんですねぇ!
まずこのSBBが何者かと言えば、
母国ポーランドでは
かなり有名というか、
国民的人気を誇るバンドらしいです。
音楽性としては、
シンフォニックなジャズ・プログレといったところですかね。
とにかく1曲目「Walkin' Around The Stormy Bay」の
インパクトが凄いです!
プログレ系に例えるなら、
E,L&Pの「恐怖の頭脳改革」や、
ATOLLの「組曲悪魔」に匹敵するくらいの
インパクトがあります。
低音がズンズンと
押し迫ってくる、
自分が押しつぶされそうになるような
感覚に襲われる1曲!
それに比べると2曲目以降は
大人しい曲が多く、
インパクトは薄れますが、
味わい深い1枚です。
この頃のポーランドなんかは、
完全に後進国だったでしょうから、
そういう時代背景を考えるとなお、
ビックリする作品ですね。
東欧諸国はメタルに関しては
今一つ盛り上がりませんが、
プログレに関しては結構
いいバンドがいますね。
ジャケットはひどいものが多いですが、
中身とのギャップもこれまた
楽しかったりします。
☆「東欧の大御所。1曲目のインパクトの凄まじさは聴く価値あり!」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星満点!
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