EVIL MASQUERADE/Third Act…2006年 | 車通勤メタル!

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児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

デンマーク出身の奇才、
ヘンリック・フライマン率いるEVIL MASQUERADEの3作目です。

僕の中では、まさに「奇才」という言葉がピッタリくる人なんですが、

率直に言うと、この作品は「何かフツーになっちゃったな…」という感じです。


1stアルバムは、

ネオ・クラにプログレ要素も入れながら、

ヘンリック流の「ヘンテコ節」が炸裂する好盤でした。


が、何かこの作品は、

ただの「RAINBOW大好きバンド」に成り下がってしまいました。


いや、もともとMOAHNI MOAHNAの時から、

「RAINBOW系」ではありましたが、

1stと比べてしまうと明らかに「退化」です。


でも、曲よりも何よりも、

ヴォーカリストが変わってしまったことが

一番残念な要素かもしれません。


もう1人のヘンリック、

そう、あのROYAL HUNTの初代ヴォーカリスト、

ヘンリック・ブロックマンが脱退してしまったことが、

僕の中で一番のマイナス要素です。


ROYAL HUNTの歴代ヴォーカリストの中では、

ヘンリックがダントツで下手くそな訳ですが(いや、他が上手すぎる!)、

何とも言えない声質が魅力的です。


で、このアルバムでは、

元TIME REQUIEMのアポロ・パパサナシオが歌っております。


アポロも好きなヴォーカリストですし、

歌唱力も文句無いのですが、

やはりヘンリックの方が好きでしたね。


たぶん今も活動中のバンドなので、

最近の作品もチェックしようと思っていたのですが、

ちょっとコレを聴いて、トーン・ダウンです…。


とは言え、

まあ普通には楽しめます。

ただ1stとの落差がね…。


☆「奇才が凡才に…?」…☆☆☆☆☆☆☆星7つ!

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