新型アテンザ、納車から3ヶ月が過ぎました。
今日はマツダ車では定番とも言えるオプション、
Bose®サウンドシステムの感想を書きたいと思います。
見た目は左右フロント・ドアのスピーカーに
小さなロゴがあるだけで、
パッと見の演出は控えめです。
見た目だけでは分からないです…。
ドアからは低音域、
ダッシュボードからは中・高音域と音が分かれています。
ヘッドレストの後ろに2つあります。
合計11スピーカーで、
結構窓の際に配置されているので
音は外にもダダ漏れです。
自宅や職場に近づいたら、ボリュームを下げています(笑)。
で、肝心の音何ですが、
Boseというイメージからすると、
少し控えめな印象。
インパクトは無いけど、
音の分離が非常に良いです。
低音を重視したセッティングですが、
下品な感じが無く、結構気に入っています。
ちなみに、
このBose®サウンドシステムを選ぶと、
低音・中音・高音などのイコライジングができません。
なんか、
Bose社の、
「これが最高のセッティングなんだから、素人がいじるな!」
的な、横暴さを感じますね(笑)。
いや、
でもこれは僕はむしろ好意的に受け止めています。
僕は優柔不断なのでイコライジングがあると、
常にセッティングに迷うことになります。
結局長年付き合ったアクセラも、
ベストなセッティングが決まらないままだったので、
いじれない分、「これでいいのだ!」という踏ん切りがついて良いと思っています。
Bose®サウンドシステムのコンセプトの1つに、
「操作性のシンプルさ」というのがあります。
手軽に、ドライバーの負担をかけずに、高品質な音楽を楽しめるということらしいんですが、
これは乗ってみるとよく分かります。
もう1つ、ドライバーの負担軽減の機能として、
「走行ノイズ補償システムAUDIOPILOTTM2」というのがあります。
これは、走行中のノイズが上昇(走行音が上がったり、トンネルに入ったり)した場合、
自分でボリュームを調整しなくても、リアルタイムで自動補正してくれるというものです。
自動補正はそれ程極端な感じがなく、
「そう言えば、走行中にあまりボリュームをいじらなくて済んだな…」
という程度のものです。
キャンセルしても劇的に変わる訳では無いですが、
まあせっかく付いている機能なので、ONにしてます。
アクセラにも車速に応じてボリュームを調整してくれる機能がついていましたが、
それよりも自然な感じです。
さて、これだけの機能がついて、
このオプション価格はというと、
84,000円プラスになります。
これが安いか高いかは、
それぞれの価値観かと思いますが、
僕はこの価格なら納得です。
音質の好みがハッキリ分かっている人とか、
それなりにこだわりのある人は、
後付けで、もっとお金をかけた方が良いと思います。
Boseと言うと、
最上級のものと思われるかもしれませんが、
むしろ「そこそこの値段で、そこそこの音」
というレベルで十分という人向けじゃないでしょうか。
以前、PA-NEROという超マイナー車(!)に乗っていた頃、
社外のスピーカーに交換したことがありますが、
「なんか純正と大した変わらん、というか純正の方が良かったかも」
ということがありました。
そういう失敗もあるので、
このBoseは、
「間違えの無い選択」とも言えると思います。
さて、メタルとの相性はと言うと、
いわゆるドン・シャリ系のセッティングではないので、
マイルドな感じがして、
それ程メタル向きではないかもしれません。
では失敗かと言えばそんなことは無く、
ライヴ・アルバムでは臨場感が楽しめるし、
何しろ音の分離が良いので、
ベース弾きの僕にとっては、
ベース・ラインがはっきり聴き取れて良いです。
DREAM THEATERのようなテクニカルなメタルなんかは、
大音量で聴くと最高です。
オーディオはお金をかけようと思えばいくらでもかけられます。
ただ車に関しては数年、長くて10年くらいの寿命なので、
オーディオに何十万円をかけようとは思いません。
なので、金額的にも音質的にも
「ちょうど良い」ラインだと思っています。
個人的にはオススメのオプションだし、
次もマツダ車だったとしたら、また付けると思います。
が…!
「最高の音」ではありません。念のため…(笑)。