今ここにあるCOLOR





眩しきナミダ。
人生を共に歩く伴侶と
結ばれる瞬間
純白のドレス
幸せ色



麗しきナミダ。
時を分かち合った仲間と
再会を胸に卒業
桜吹雪の花道
希望色



哀しきナミダ。
大切な我が子に
伝わらぬ親心
焦れったく燃える
愛情色



嬉しきナミダ。
追い続けたNo.1
願い叶った夢
努力の賜物
黄金色





すべてあなたの色



姿も音もない
この世界…でも
確かにそこに有る


いつでも傍で
いつでも静かに
居てくれる


穏やかに流れる日々も
憤る日々も 全部
丸く豊かな心で私を包む


あなたの何気ない言葉に
一体どれだけ救われてきただろう?

あなたの存在に
一体どれだけ感謝をしたのだろう?


いつの日からか
私の心に命を宿し
なくてはならぬ存在に


惹かれてはならぬと
知ってるから
我が心に背を向けて

離れかけた時に
失う怖さを
受け止められず後悔した事も


今となっては
透き通る記憶
通り道の一部


友よ
いつまでも変わらず
優しく傍で見守って



ぽかぽかのある日曜日
二度目のデート


まだぎこちない君が
なんとも言えず可愛らしい


桜の木の下
二人座り込んで


揺れるスカーフが
君の口元に


直そうと
僕が手を伸ばしたら


少しはにかんで
頬が紅色に染まった





日溜まりの中
君の手作りのサンドイッチ


¨たくさん食べてね?¨と
差し出した指先の繊細さに


胸が高鳴り
小さく頷くのが精一杯


これ以上近付いたら
気付かれてしまうから


微妙な距離はあけたまま
他愛ない会話をして


気づけば夕暮れ
あっという間の1日


余韻に浸りながら
家につく頃


¨今日はありがとう¨
¨楽しかったよ^_^¨


送られてくるメール
さりげない気配りがまた愛らしく


僕はきっと
今夜眠れない