前回のブログで

シャーロット・ゾロトウのしっとりした絵本を

ご紹介して

コメント欄でも語らっていたら

子ども時代の柔らかな想い出が

どんどんに蘇ってきました。

 

同時に

子育て中の

娘との

ちょっと苦しい経験も。

 

 

娘も大学三生。

下宿してから本当に大人になりました。

 

 

 

 

この後頭部の方も健在ではありますが

どろどろです。

 

大学でもなかなか有名になり

 

 

お友達のInstagramにも度々登場しているとか。

 

 

ジョージ

という世界的に有名な名前があるのに

「さかうえ」

と皆さんに呼ばれる理由は

 

娘が

「さかうえ」

と書いたテープを

貼り付けているからです。

 

 

お話した方もいるかもいれませんが

 

娘が2歳の頃

空港に二人で遊びに行った時

気がつけば

娘がいない……。

 

迷子のアナウンスをしてもらい

お店の方にも呼びかけて下さいましたが

 

二回目のアナウンスでも

見つからなくて

 

私は涙声で名前を呼びながら

探しました。

 

海外の方も

英語で励ましながら

背中をとんとんして下さる深刻さ。

 

空港…。

怖い。

 

その時

一瞬

走るもの

が視野に入りました。

 

振り返ると

柱から柱にダッシュし

柱の影から

悪い笑顔が半分見えました。

 

とっ捕まえるのにかなり走りました。

笑いながら走る娘。

大泣きする私に、にやにやしてる娘。

 

周りの方に頭を下げて

アナウンスの方に謝りに行って……。

 

どうして?

なんでこの子は

こんなことするんだろう

 

なんで笑ってるんだろう

 

そんな気持ちが残るこの事件は

ずっと私の謎でした。

 

 

先日

ふと

 

もしかしたら……と

 

娘に尋ねてみたら

にやにやしながら頷くのです。

 

「そうやで。

 ねえさんといもうと ごっこ」

 

 

絶句。

 

にやにや。

 

長年の謎がとけました。

 

あらすじはこちら

 

 

 

 

絵本の中の いもうと は

当時の娘によくにています。

 

しっとりした挿絵ですが

特に いもうと の

動きやしぐさはリアルです。

 

 

このスカートの短さ

走り込んでるであろう足

この表情…。

 

似てます。

 

 

下宿に帰る前の日に

一緒にコロッケを作りながら

 

 

「将来、もし子ども産んだら

 どんな目に遭わされるか、こわいわ。」

と娘。

 

私はにやにや。

 

 

娘とこんなふうに

軽やかに話せるのは

下宿してから。

 

この子に嫌われているのか

と思うほど

しゃべらないから

ずっと

だまってご飯を食べていました。

 

反抗期など

許されなかった私には

後に

甘えや八つ当たりだったと

聞かされるまでわからなくて。

 

 

絵本の中では

姉妹だけど

 

私達は何年もかかったけれど

私が助けられ励まされることが

ふえてきました。

 

 

子育ては長くて

子育ての後半に向き合っている方が

多いです。

 

時間

時が必要なことがある

だけど

ちゃんと光は大きくなる

そう感じます。

 

 

先日

絵本の買い出しに娘も付いてきて

 

「おかあちゃん……!」

この絵本を手に叫んでいます。

 

娘のバイブル絵本の

続編です。

 

 

 

 

家にあるバイブル絵本は

 

 

 

娘に

と言うより

日々翻弄されている

息子へのねぎらいで買ったのですが

 

「私の絵本」と娘。

 

シャーロット・ゾロトウの絵本とは

真逆の個性のように見えて

 

本質的なところが重なります。

 

子どもの丸ごとの気持ち

子どもがまだ

言葉にできない気持ちの

代弁者のようで

 

大人にも

必要な絵本です。

 

 

 

 

初めての 学校 という

新しい世界への不安を

ちゃんとわかったうえで

妹に言って聞かす兄。

 

 

妹の口答えは突き抜けています。

 

 

10まで数えられるからいい。

手紙が書けなくても電話がある

給食イヤー

………。

 

 

 

だけど

屁理屈にかくれた本音が

ぽろり

ぽろり。

 

数が数えられなかったら

字が書けなかったら

だれも話しかけてくれなかったら……。

 

 

懸命に励ましなだめる兄も

心配でオロオロ。

 

今の時期

なんとか踏ん張ってる

大人にも子どもにも

いいなぁって思うのです。

 

特に子どもは

こんな威勢のいい絵本を

大人に読んでもらえると

安心して

発散できます。

 

読んでても

スカッとしますよ。

 

 

 

きっと

就活への不安が娘の中に

あるでしょう。

 

幼い時に読んだ絵本の登場人物達と

再会しながら

「我が道をゆく 絵本ばっかりやなぁ」

と本棚を見ていました。

 

今までのように

我が道を切り拓いていけば

大丈夫よん。

変わらず応援しています。

 

 

 

 

 

 

 

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