清水眞砂子さんの
「大人になるっておもしろい？」
第七信の絵本は格別です。
少し前に
「わきまえる」
ということが
ニュースになっていましたので
より興味深く
清水眞砂子さんの言葉を読みました。
からまっていたことが
ほどけて心地いいです。
私の育った環境も
黙って従うこと
を強く求められ
疑問に思うことや
自分の気持ちを言葉にすることも
よろしくないこと、
とされています。
よく見つめてみたら
自分で立ち止まって考えること
じっくり考えることを嫌うのです。
もっと見つめたら
立ち止まって考えること
じっくり考えることに慣れていない
という素朴なところも見えてきました。
物事の本質を深く見ることへの
恐れさえも見えてきました。
立ち止まって考えること
じっくり考えること
それを言葉にして
質問して
答える
ということには
言葉とメンタルの筋トレ が
必要なのでしょう。
第七信での
質問は
人との出会いのなかで
お互いを結びつけたり
新しい扉を開けてくれる…。
そんな魅力あるものとして
書かれています。
今は検索したら
大抵のことは判るし
私も大いに助けられているのですが
だからこそ
質問する意味
可能性を共有できるといいなぁと
思っています。
質問
というテーマで一番に浮かぶ絵本は
清水眞砂子さんの
質問
とは少しニュアンスは違うけれど
筋トレ
ストレッチにとてもいいです。
うんと幼い時から
この絵本の質問にもふれるって
素晴らしい。
長く人生を生きてこられた
高齢の方と読むのも
どんなに素晴らしいだろうって
美保さんのブログや
コメント欄でのやり取りをふと思い出しています。
うわぁ！
タイトルから質問 が。
偶然にびっくりです。
第七信の
質問
のイメージは
この絵本の中の
植物が大好きな女の子と
ルリユール
本造り職人のおじさんとの会話が
心に浮かびます。
「こわれた本はどこへもっていけばいいの？」
そんな女の子の質問から
物語が始まります。
バラバラになってしまうほど
読んできた大きくてりっぱな植物図鑑を
直してくれる
おじさんの仕事場の場面は
紙の匂いを想像してしまいます。
「おじさん アカシアの木 すき？」
そんな女の子の質問は
自己紹介の様です。
私の実家がタオル屋で
本を綴じる大きなハンドルの機械が
タオルを荷造りするマンリキという
機械と重なります。
他にも
大きな機械や
いろんな刃物や細かい道具
色とりどりの紙や革
大人だってわくわくします。
「あの人だれ？
おじさんのわかいとき？」
壁の写真についての
質問は
女の子とおじさんの接点をつなげ
二人が愛おしむ世界を深めていきます。
質問したことで
答を飛び越えて
つながりがうまれ
スリリングでさえある
と
ここまで書ける
清水眞砂子さんにしびれるのです。
どんな人生を歩み
どんな想いを抱えて生きてきたのか…
に触れる
貴重な経験となるのです。
上手な質問は
聴く耳も必要で
他者への愛と尊敬でもあるとも。
相手を想うと
踏み込めない世界もあるのだから。
女の子と過ごし
その質問に
ルリユールされたおじさんが
仕上げた本の表紙には
二人がつながったからこその言葉です。
(ルリユール のもう一つの意味は
もう一度つなげる です。)
この絵本を描くために
作者の いせ ひでこさんは
パリにアパートを借りて
何度も路地裏の工房に通われました。
きっと
何度も
質問 されたでしょうね。
他にも
質問
というテーマで絵本を選んでおきます。
その日参加される方で
絵本を選ぶのが悩ましくも楽しいのです。
えい！っとご予約お待ちしています！
清水真砂子さんに絵本を重ねる
第七信
「質問するってめんどうくさい？」
2021/３/２８(日)14：00－16：00
受講料 2000円
聴講をメインに参加される方もお受けしています。
Zoomが心細い方も初参加が心細い方も
サポートさせていただきます！
心優しい方ばかりの
小さな集まりです。
個人での読みあい、選書などの御依頼も
楽しみにお待ちしています。
リモート絵本講座で読んだ絵本も
読みますよ。
いろんな参加の形
リクエストが嬉しいです。
ありがとうございます。
講演会などの御依頼もいただいております！
御依頼お待ちしています。
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