wow wowで毎日夕方に放送される
アルプスの少女ハイジ
に気持ちがほっとします。


今日はクララのおばあさまが
フランクフルトにくるお話でした。

ハイジの部屋にこっそりおばあさまが
やってきて
ハイジが眠りに落ちるまで
美しい挿絵のある本を読んでくれる場面が
深く印象に残り涙ぐんでしまいました。


何度も再放送を観ていますが
改めて宮崎駿さんと高畑勲の凄味を
感じています。


朝ドラでも描かれていたように
実際にアルムの山を訪れて
スケッチをして
ハイジの動きも年齢的に合わせて
描きわけたこと
舞台回しの音楽一つも
なんて美しいのだろうと思うのです。

何よりも台詞が美しく胸に響きます。

そんな台詞を集めた一冊です。


読み返すたびに気持ちがふくらみます。

久しぶりに開くと

私がとても好きな台詞

    雨の日は 
      しんみりものを考えるのにもってこい。
    人間にはそんな日が必要なのだ。

ハイジがやってきた日

干し草のベットを作った後の

       
おじいさんの台詞です。
     パラバルーをするたび思い出すのです。

何故、雨の日が好きなのか
自分でわからなかったけど
深く頷けます。
そう
落ち着くのです。



      世の中には
      しかたのないことがいっぱいある
      どうにもならないことが
      いっぱいある。

これもおじいさんが
ハイジを諭しながらかける言葉です。
ふと
おじいさんの胸のうちも感じます。



社会人になった息子から
電話があると どきり。
要件を聞いていると
ぽつぽつ 話し出すことが多くて。

無意識のうちに
この台詞と同じことを
言ったことがありました。

「そうやな。
   しかたなかったんやな‥。」
と息子。

「そう しかたなかったんやよ。
   そんなこと あるんやで」と。

そんな言葉を何回か親子で繰り返しました。

精一杯やって
信じてゆだねるしかないことがありますね。
思い出しながら 今、自分にも言っています。





おばあさまのハイジを大切に想う気持ち
ハイジのための時間として
本を読んであげる場面

本を読めるようになって
アルムに帰ってから
おじいさんを驚かせたこと

時々クララがハイジに本を読んであげたり
ペーターを夢中にさせるくらい
おはなし が上手だったり

ブログを書いていると
そんな 本 の場面が浮きあがってきます。


私が大好きな場面は
クララがペーターのおばあさんに
聖書を読んで
おばあさんがとてもとても喜んでくれた時
クララが肩を震わせ泣く場面です。

     
       あの子は生まれて初めて
       自分も人に喜んでもらえるのだと
       生きる自信がわいたようです。

おばあさまの言葉です。

クララの自尊心の芽生えです。


幼い子どもには
よく意味が
わからないかもしれないけれど

大人にこそ響く台詞にあふれています。
まるで先々で
その言葉が
必要な時があるとわかっているように。

ヨハンナ スピリの原作で
読んでみたくなります。



テーマソングの作詞は
かばくん 


ジオジオのかんむり


の作者、岸田衿子さんなのも嬉しいのです。
    女優の岸田今日子さんのお姉さん


私は最終回より
ハイジがアルムに帰って
おじいさんの胸に飛び込む場面で毎回
大泣きです。

           画像お借りしました。


絵本のように
深く深く響く ハイジ をこれからも
何度も観て浄化されると思うのです。



おさるのジョージみたいな我が娘を
「アーデル 〇〇〇💢!!」
と〇の中に名前を入れて
いたずらぶりと自由さにキレそうになるのを
しのいで助けてもらったことも
思い出しました。



決断 が必要である今
ふと
ハイジ を読みあってみたくなりました。
木火土金水
五つのエネルギー 五行が
ぐるぐる巡る作品です。









こちらもおススメです。
ハイジがおばあさんに読んであげる
聖書の言葉もとても美しいです。
解説もとても読み応えがあります。











美しく力強い言葉に
抱かれてみてください。

燃えてるようなアルムの山も
動物達も全ての登場人物全員集合!!